京都大学大学院総合生存学館(思修館)

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教員コラム<寶馨教授>



屋久島スクール後の森林浴(2020年9月14日)1
 

屋久島スクール後の森林浴(2020年9月14日)2
 

屋久島スクール後の森林浴(2020年9月14日)3
 

屋久島スクール後の森林浴(2020年9月14日)4
 

屋久島スクール後の森林浴(2020年9月14日)5

私は1995年からユネスコ国際水文学計画(IHP)に参加してきました。その実績を踏まえ、水・エネルギー・防災研究に関するユネスコチェア(WENDI)を2018年4月に設立しました。大学の中での正式な位置付けは、京都大学学際融合教育研究推進センター「水・エネルギー・災害教育研究ユネスコチェアユニット」です。総合生存学館の中では、ソーシャルイノベーションセンター「水・エネルギー・防災研究領域」に位置づけられています。
水とエネルギーは、人類の生存基盤であり、それらは色々な災害に脅かされます。また、水やエネルギーが災害をもたらすこともあります。
 
ユネスコチェアWENDIは、下記(1)、(2)を主な活動に掲げ、着実に成果を上げてきました。
(1)学際融合的な教育プログラムの実践:6つのHESD教育プログラムを提供し、令和3年秋までの受講生は6研究科より102名。2022年3月現在、そのうち50名の学生に対し教育プログラム修了証を授与するなど、着実に教育成果を上げています。
(2)世界遺産・エコパーク・ジオパークを用いた国際共同研究:2020年には、世界遺産・屋久島をフィールドとしたスクールとワークショップを行い、学内から44名の学生の参加を得ました。2021年10月にはエコパークを扱う日本MAB計画連携大学間ネットワークへ加入し活動を開始しました。自然災害に曝されるこれらのユネスコサイトの防災に資する防災減災連携研究ハブ(JHoP)に参画し、災害リスク統合研究(IRDR)の活動を開始しています。
 定常的な活動として、以下のような活動を行なっています。
・日本ユネスコ国内委員会IHP分科会、MAB分科会への出席。
・ユネスコIHP研修コースを毎年晩秋に2週間、防災研究所水資源環境研究センターとともに実施。
・ユネスコIHPアジア太平洋地域運営委員会及び研究集会に毎年参加。
・2年に一度開催されるユネスコIHP政府間理事会に毎回参加。
 
ユネスコチェアWENDIの沿革
2018年4月1日より水・エネルギー・災害教育研究ユネスコチェアユニットの活動を開始した。
https://wendi.kyoto-u.ac.jp
・ユネスコIHP政府間理事会(パリ、6月18-22日)において、ユネスコチェア設立記念のサイドイベントを実施。
・7月30〜31日に、京大でユネスコチェアWENDI設立記念国際シンポジウム「水・エネルギー・防災分野における持続可能な開発」を実施。
・全学経費による国連機関・国際機関への大学院生の海外渡航支援(6研究科25名)。
 https://www.gsais.kyoto-u.ac.jp/blog/2019/05/27/20190424
2019年3月より防災減災連携研究ハブ(JHoP)に加入。
2019年4月より6つの HESD教育プログラムを開始した。
2019年8月にカザフスタンで行われたサマースクールに参加。
2019年8月にスウェーデンで行われた世界水週間において、ユネスコ国際水質イニシアティブ(IIWQ)と合同のセッションを開催。
2019年11月7日総合生存学館国際シンポジウム開催に合わせ、11月8日WENDIワークショップを実施。ユネスコバンコク事務所より Benno Bore 氏を基調講演者として招聘。
2020年9月〜R3年1月 文科省ユネスコ活動補助金により屋久島スクールを開催。
2021年10月 ユネスコMABプログラム「人間と生物圏:可能性と展望」(10/1-15, 10/18)に参加。
2021年10月より日本MAB計画連携大学間ネットワークへ加入。

京都大学大学院 総合生存学館

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