
総合生存学館カリキュラム概要
最終更新日: 2022-04-11
総合生存学館学びのゴール 
目指す輩出人材像: 分野横断的・俯瞰的視野で地球規模課題の解決に取り組む研究力を強み として、社会のさまざまな場面で世界と伍して活躍できる創造的人材です。
修了生の進路 : 修了生はこれまで、大学、研究機関、国際機関、企業、官公庁など多様な職 場へと進み、その多くが比較的短期間に指導的なポジションについています。地球社会の持続可能性への貢献が市民の責務となっている今日、当学館が目指す輩出人材像は、今後、社会に ますます求められることでしょう。
学位 : 総合生存学館は一貫制博士課程であり、修了要件を満たせば、「博士(総合学術)」の 学位が授与されます。2年以上在学して研究指導を受け、一定の条件を満たせば、「修士(総合学術)」の学位が授与されることがあります。
総合生存学館5年間のカリキュラム
大学院の初期段階から、例えば熱議やサービスラーニングなどの科目を通して、社会に対す る自身の貢献や役割についての未来像を明確にし、それに向かって必要な分野の知識や方法論 を学び、研究を進めていきます。また、1年次から計画的に体系的文理融合研究を進めることで、 博士論文の構想を早期に描いた後、一部の時間を海外武者修行(6ヶ月以上)や、研究成果の 社会実装を体験する PBR(Project-based Research)に充てることを可能としています。この ようにして、研究と社会実装をつなげる実践的な学びを深めながら、修了後のキャリアパスに もつながる国際的な人的ネットワークを構築することができます。
他研究科とも連携した研究指導体制
各自の基礎知識や専門性を考慮して、専任教員がテーラーメイドで履修指導を行います。ま た、研究指導科目である特別研究I・IIでは、学館の専任教員と学内協力教員、そして必要に 応じて研究指導委託する研究指導協力教員が協力し、複数指導体制で行います。実験環境など 専門的な施設を必要とする場合には、全学的な支援のもとで研究指導協力教員の研究環境等を 利用して実施します。総合生存学研究I・IIでは複数の専任教員が研究指導・助言に当たります。
また、総合生存学館内には、様々なグローバル課題ごとに文理を横断して複数の分野の教員 や学生が参加する複合型研究会があり、多くの学生が複数の複合型研究会に所属して、異分野 の学生、教員との共同研究に取り組んでいます。
修了要件
・課程修了の要件は、5年以上在学して所定の単位 (50 単位以上:武者修行・PBR の 12 単位を 含む)を修得し、必要な研究指導を受け、かつ、博士学位請求論文の審査及び試験に合格する ことです。この場合、合わせて、TOEFL-iBT100点相当の語学力を有することが要求されます。 なお、研究業績が優秀と認められた場合には、5年未満で博士号を授与されることがあります。
・2年次末以降に実施される進級審査 Qualifying Examination(以下QE)に合格しなければ、 必修科目の武者修行・PBR の履修及び博士論文の審査を受けることができません。QE の受験 要件は、所定の単位(必修科目16単位以上及び選択科目 14 単位以上の合計 30 単位以上)を 修得し、必要な研究指導を受け、合わせて TOEFL-iBT80点の語学力を有することです。