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About us
総合生存学館 は、世界を変える精鋭が育つ教育研究の場であり、グローバル人材の育成を目指す5年一貫制の博士課程大学院です。気候変動、災害、地域紛争、エネルギ−・食料・水、超高齢社会、貧困・格差、人工知能など、現代社会が直面する様々な課題に挑戦し、強い意志をもって解決策を実践する次世代型リーダーの育成を目指します。
そのために、人文学、自然科学、社会科学、情報科学などの個別専門分野を統合、俯瞰する集合知を追究し、文理の壁を超えて人間および産業・社会システムの生存と未来開拓に関する新しい総合学術(統域科学)の創生を目指します。
今後の学館
(1)各界での「総合知」への関心の高まりから,世界に10年以上先行する「総合生存学」
(グローバル問題を分野横断アプローチで研究する実践的学問)が注目されています。
(2)全学での議論をへて,総合生存学館の教育研究の重要性が認められ,「総合生存学」の
教育研究を全学体制で推進する事が決まりました。
(3)来年度から,総合生存学館では,これまで以上に京大の他研究科との連携を強化していきます。
志のある学生の受験を求めます。
総合生存学館の
学位取得に向けて研究指導を行うほか、俯瞰的視野を持ったグローバルリーダー人材を育む独自のカリキュラムがあります。 |
テーラーメイド型カリキュラム
受け入れる学生の学問背景や基礎的な専門研究分野が異なり、研究テーマも多岐にわたることから、学生一人ひとりに応じたカリキュラム設計を行います。
合宿型研修施設
寮で切磋琢磨する。このような環境を実現しているのが、合宿型研修施設です。学生はこの合宿型研修施設に入り、異文化および異分野出身の学生と5年間にわたる共同生活を送る中で、交流と対話を通して互いに研鑽を重ねていきます。
複数指導教員制度
様々な分野の基礎を習得し、より広い視野から課題解決の方法論を研究することができるように、専任教員をはじめ、学内他研究科及び研究所の教員からの協力を得て、複数の指導教員体制を構築し、学生の教育研究を支えます。
また総合生存学館には様々な社会課題に対応した分野横断型の複合型研究会がいくつも作られています。一つの研究室に所属する通常の研究科と違い、学生は自らの関心に応じて複数の研究会に所属し、指導教員以外にも様々な教員や異分野の学生との交流を通じて幅広い学びを得ることができます。
幅広い分野の知識を得る「八思」
「八思」は、人文・哲学、経済・経営、法律・政治、語学、理工、医薬・生命、情報・環境、芸術の8つの分野
「熟議」
1~2年次科目で、社会の様々なセクターで活躍しているトップリーダーと徹底的な議論を行うセミナーです。国際機関、行政機関、企業、NGO など様々な分野からの学外講師を招へいします。熟議講師と学生で実社会の様々な課題に関するディベートなどを行い、問題意識の育成と深掘りを図ります。
「サービスラーニング」
1~2年次の間に、京都市近隣の福祉施設や京都大学附属研究施設、学外機関の協力のもと、地域コミュニティにおける社会課題を体験的に学びます。様々な立場と視点および文化・社会習慣を理解し、社会性、他者を思いやる心と行動力を兼ね備えたリーダーにふさわしいマインドを育成します。
2023年度は、老健福祉施設、芦生研究林、ラオスにて行う予定です。
海外の国際機関等でおこなう「武者修行」
3~5年次に「武者修行」として海外で実践活動に取組みます。世界視点での自らの位置を見定め、国際的リーダーとしての意識と責任感及び突破力を一体的に育成することを目的としています。
武者修行の派遣先は国際機関、企業、研究所など、個々の学生が自らの関心に合わせて希望する機関を探し、指導教員や学館のサポートのもと、インターンシップ受入れの交渉等を行います。派遣のためのファンディングを自ら獲得することが奨励されますが、それが獲得できない場合は学館からも渡航費と一定の滞在費の補助があります。
「プロジェクトベースリサーチ(PBR)」
5年間の研究とコースワークを活用した実践的教育の集大成がPBRです。学生自らが研究を社会実装につなげるためのプロジェクトを企画立案し、他機関の関係者を巻き込んで実行します。実施にあたっては、資金獲得、実行にかかる人員の調達、関係各所との調整、法的及び経営的な作業などを学生自らが、リーダーシップを執り、仲間と共に実行します。PBR の成果は、社会実装を重視する総合生存学研究の重要な一部として、武者修行の成果と合わせてワーキングペーパーにまとめます。