職名
教授
連絡先
メール : nagayama.hiroaki.3a[at]kyoto-u.ac.jp
オフィス: 京都大学東一条館
専門分野
電力政策、電気事業経営、国際協力
主な研究領域
エネルギー政策(主に電力)の国際比較
電気事業経営
電力政策、電力事業経営の国際協力
経歴
1988年より三菱総合研究所で、大手企業の事業戦略、海外事業戦略構築のコンサルティング、及びアジア、中南米等で実施された世界銀行、JBIC、NEDO、METI、JICA等のODA事業の電力基本計画の作成、電力部門の改編、再生可能エネルギー計画等に携わる。ケンブリッジ大学応用経済学部客員研究員などを経て2008年に京都大学に着任。
経済産業省「再生可能エネルギーの大量導入時代における政策課題に関する研究会」、「再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会」、「再生可能エネルギー主力電源化制度改革小委員会」の各委員会の委員を務める。
学位
慶応義塾大学経済学部 昭和63年3月 学士 経済学
エール大学経営大学院修了(MBA取得) 平成4年6月 修士 MBA
京都大学大学院エネルギー科学研究科博士後期課程修了(博士) 平成19年9月 博士 エネルギー科学
職歴
1988.3 慶応大学経済学部卒業
1988.4 三菱総合研究所入所
1992.6 エール大学経営大学院修了(MBA取得)
三菱総研では企業戦略、海外事業戦略構築のコンサルティング等に従事
2004.8 ケンブリッジ大学応用経済学部客員研究員(2005.8まで):企業派遣
2008.4 京都大学国際交流センター教授
2016.4 京都大学国際高等教育院教授
2020. 10 京都大学大学院総合生存学館教授 現在に至る
現在、走っている研究テーマ
我が国における再生可能エネルギー政策のありかた
我が国における託送料金のありかた
発展途上国での再生可能エネルギー大量導入のための政策協力
発展途上国電力公社の事業経営
米国における原子力発電廃炉の商業スキームの我が国への移転
近年係わったエネルギープロジェクト
<JICA>
イラン:電力マスタープラン
フィリピン:電力マスタープラン
ミャンマー:電力マスタープラン
パキスタン:電力セクター調査、電力セクター改革DPL支援
ベトナム:電力セクター調査
ラオス:電力セクター調査
エジプト、フィリピン、ベトナム:省エネルギー政策制度調査
ガーナ:電力技術者研修制度評価
<経済産業省>
スリランカ:アッパーコトマレ水力発電所を日本のタイド円借款で実行するためのOECDコンサルテーション会合でのプレゼン
パナマ:電力マスタープラン
<世界銀行>
プロポーザルレビュー
中国クリーンコール技術に係る政策提言
チュニジア国におけるIPPのPPA契約書レビュー
<JBIC>
南米電力セクター改革の調査等
<NEDO>
中国光明工程(太陽光発電発展計画)の調査
甘粛省、新彊ウィグル、内モンゴル自治区の再生可能エネルギーマスタープラン
<民間企業>
再生可能エネルギー由来の水素を使った社会のあり方
外部委員
• 経済産業省「再生可能エネルギー主力電源化制度改革小委員会」委員、2019/9月〜現在
• 経済産業省「再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク委員会」2018/4月〜現在
• 経済産業省「再生可能エネルギーの大量導入時代における政策課題に関する研究会」委員、2017/5月〜2018/4月
• NEDO技術委員(エネルギーマネジメント)2016/4月〜2018/3月
• 平成27年度中長期計画検討WG委員、石炭エネルギーセンター(JCOAL)、2015/2月〜2016/3月
• NEDO技術委員(インドスマートコミュニティ実証事業)、2014/10月〜2016/3月
• 関西広域連合「中長期のエネルギー政策あり方等意見交換会」専門委員、2013/5月
賞罰
長山浩章「日本型電力事業再編の提案」 2011年版 第27回高橋亀吉記念賞 東洋経済新報社
主な研究業績
(書籍:単著)• 長山浩章(単著)「再生可能エネルギー主力電源化と電力システム改革の政治経済学 : 欧州電力システム改革からの教訓 」 東洋経済新報社 2020年2月
• 長山浩章(単著)「発送電分離の政治経済学」 東洋経済新報社 2012年6月(日本経済新聞社2012年8月26日書評紹介)
(書籍:共著)
• 「再生可能エネルギー政策の国際比較」京都大学学術出版会、植田和弘・山家公雄編 第3章 イギリスの再生可能エネルギー政策、pp99-137、2017年2月
• 「再生可能エネルギー開発にかかわる関連法規と実務ハンドブック ~長山浩章 事業化促進のためノウハウと対策~」編集代表:NPO法人再生可能エネルギー事業を推進する法律実務の会、2016年8月
• 「驀進する世界のグリーン革命: 地球温暖化を越え、持続可能な発展を目指す具体的アクション」ポット出版、橋爪大三郎編、Ⅷ章 EVとスマートグリッド、2013年5月
• 「超図解ケースで学ぶMBAマーケティング」シグマベイスキャピタル、BB&B;社編、2007年6月
• 「循環型世界への道」北星堂書店、角田晋也・高千穂安長ほか、2007年6月
• 「世界の自由化は今―変わる電力自由化のビジネスチャンス」日本電気協会新聞部、長山浩章・柏木健志、2004年12月
(査読論文(単著):英語)
• Hiroaki Nagayama “Japanese Electricity Industry: Recommendations for Restructuring”The Electricity Journal, Vol 24, Issue 10,pp79-90, 2011
• Hiroaki Nagayama ”Impacts on Investments, and Transmission/Distribution Loss through Power Sector Reforms” Energy Policy 38 pp. 3453-3467, 2010
• Hiroaki Nagayama ”Electric Power Sector Reform Liberalization Models and Electric Power Prices in Developing Countries, An Empirical Analysis Using International Panel Data” Energy Economics, 31, pp. 463-472, 2009
• Hiroaki Nagayama ” Effects of Regulatory Reforms in the Electricity Supply Industry on Electricity Prices in Developing Countries ”,Issue6 ,pp3440-3462, Energy Policy, Volume 35, 2007
(査読論文(単著):日本語)
• 長山浩章「信託の手法を使った太陽光パネルの廃棄等費用の積立ファンドに係る制度設計の提案」開発技術学会誌、Vol26, 2020 pp33-46
• 長山浩章「ポルトガルにおける電気料金赤字への 対応と証券化スキームの我が国及び 発展途上国への適用」開発技術学会誌, 25, 1-19、2019
• 長山浩章「我が国と欧州における揚水発電所の運用上の課題と市場構造の変化をにらんだ今後のあるべき戦略」開発技術学会誌, 24、2018/08
• 長山浩章「英国における信託を使った原子力発電廃炉スキームと我が国への教訓」信託研究奨励金論集, 37, 54-87、2016/11
• 長山浩章「英国における原子力発電へのファイナンス」福島大学経済学会商学論集, 84, 67-90、2016/04
• 長山浩章「発展途上国電力セクターにおける電力補助金の削減に関する考察」福島大学商学論集, 85, 2, 63-80、2016/10
• 長山浩章「競争的市場における供給力確保と需給調整安定化のための方策」電気評論, 4月, 25-34、2016/04
• 長山浩章「英国における電力自由化と原子力 −我が国への教訓−」開発技術, 21, 35-67、2015/07
• 長山浩章 「我が国及び韓国電気事業の効率性の分析と送配電事業統合の効果に関する分析」開発技術, 20, 1-15、2014/06
• 長山浩章「電気事業再編−国際比較からのアプローチ」産業学会研究年報, 13-33、2014/03
• 長山浩章「我が国のユニフォーム産業の明日 : グローバル成長市場を捉えるビジネスモデルの早期構築を」開発技術, 19, 49-58、2013
• 長山浩章「日本電力産業の明日−電力事業再編と海外展開の提案」『世界経済評論』2011年9月、2011/09
• 長山浩章「原発の代替に『地熱発電』を活用せよ」Voice PHP研究所 2011年7月号, pp.114-138,(2011)、2011/07
• 長山浩章「ベトナムにおける低炭素自動車導入の電源ミックスへのインパクト分析」開発技術, 17, 29-51, 2011/06
• 長山浩章「ベトナム電力セクターにおける改革の取り組みとその評価」福島大学経済学会商学論集, 79, 3, 19-46, 2010/12
• 長山浩章「インドネシアにおける低炭素自動車導入の電源政策に関わるインパクト分析」福島大学経済学会 商学論集1号, pp.19-42(2010)
• 長山浩章「電力規制機関の効率性に関する分析」国際開発研究, 17, 2, 107-131、2008/11
• 長山浩章「電力セクター改革の投資、設備利用率、送配電ロスに対する影響」日本評価研究, 8, 3, 67-87、2008/09
• 長山浩章「中米における電力セクター改革下の電力規制機関の諸問題」ラテンアメリカ論集, 40, 97-114、2006
• 長山浩章「発展途上国における適正電力価格」開発技術学会誌, 12, 31-43、2006
• 長山浩章「中南米とアジアの発展途上国にみる電力セクター改革の電力価格への影響分析: 」地域学研究, 35, 4, 1051-1071、2006
• 長山浩章「発展途上国における電力セクター改革の自由化モデルと電力価格--国際パネルデータによる実証分析」公益事業研究, 58, 1, 23-33、2006
• 長山浩章「国際電力企業の投資行動―国際クロスセクションデータによる実証分析―」「開発技術第11号」PP121-136、2005/09
• 長山浩章「電力セクター改革下のアジア途上国の電力規制部門が投資促進において果たすべき役割 」「公益事業研究」第56巻、第4号、PP55-62、2005/03
• 長山浩章「アルゼンチンにおける電力セクター改革と発展途上国への教訓」ラテンアメリカ研究年報, 25, 29-58、2005
• 長山浩章「旧ソ連邦諸国及び東欧諸国における電力セクター改革」ロシア・東欧研究, 33, 122-128、2004
(査読論文(共著):英語)
• Hiroaki Nagayama, Takeshi Kashiwagi “Evaluating electricity sector reforms in Argentina: lessons for developing countries?” JOURNAL OF CLEANER PRODUCTION, 15, 2, 115-130, 2007
(査読論文(共著):日本語)
• 長山浩章, 小池和佳子「チリにおける電力セクター改革と発展途上国への教訓 」ラテンアメリカ研究年報, 26, 48-83、2006
• 長山浩章, 小池和佳子「ブラジルにおける電力セクター改革とその政策評価 」ラテンアメリカ論集, 39, 19-37、2005
(報告書(単著))
• 長山浩章「長期的持続的観点からのスマートシティ評価指標の開発と我が国への適用」第一生命財団研究報告書、2018/12
• 長山浩章「ベトナム及びスリランカにおける環境を考慮した電源政策に係る分析」独立行政法人国際協力機構(JICA)平成19年度客員研究員報告書、2008/3(平成20年3月)
• 長山浩章「電力セクター改革下における発展途上国の電力規制機関の持つべき機能を考慮した電力規制機関の適正規模の計測」独立行政法人国際協力機構(JICA)、平成17年度客員研究員報告書、2006/12(平成18年12月)
(雑誌寄稿)
• 長山浩章「電力システム改革以降の水力発電の評価されるべき価値」海外電力, 4月, 74-89、2017/04
• 長山浩章「わが国における「調整力公募」は容量市場とどう並存するか?」エネルギーレビュー, 4月, 44-47、2017/04
• 長山浩章「アイルランドの風力発電の大量導入の背景」エネルギーフォーラム, 106-107、2017/3
• 長山浩章「英国の容量市場の変化から日本は何を学ぶのか」エネルギーフォーラム, 108-109、2017/02
• 長山浩章「ポルトガルの風力発電大量導入の背景」エネルギーフォーラム, 90-91、2017/01
• 長山浩章「英国における送電線への民間投資促進策」エネルギーフォーラム, 88-89、2016/12
• 長山浩章「英エンハーンスト市場の誕生と新ビジネスモデルの台頭」エネルギーフォーラム, 106-107、2016/11
• 長山浩章「英独のインバランス設計から日本は何を学ぶか」エネルギーフォーラム, 4月号, 68-69、2016/04
• 長山浩章「英国の容量市場設計の経験から日本は何を学ぶか」エネルギーフォーラム, 3月号, 80-81、2016/03
• 長山浩章「ドイツの経験から日本は何を学ぶか」エネルギーフォーラム, 2月号, 68-69、2016/02
• 長山浩章「再エネ拡大に対応するドイツの予備力」エネルギーフォーラム, 1月, 72-73、2016/01
(学会大会・国際会議・講演等での発表)
• 「欧州でのFIP 制度の導入について・日本への示唆」一般社団法人太陽光発電協会、第37回太陽光発電シンポジウム セッション3 太陽光発電の主力電源化に向けたFIP制度とは、2020/11/10
• 再生可能エネルギー長期安定電源推進協会Renewable Energy Association for Sustainable Power supply (REASP)「諸外国と日本のFIP制度」 2020/08/19
• 地球環境技術推進懇談会「欧州の再生可能エネルギー政策」2019/07/16
• 日立三菱水力水力技術者講義「揚水発電所の価値」2019/06/11
• 日立三菱水力 水力技術者講義「欧州における揚水発電事業」2018/07/24
• 揚水発電価値向上技術研究会「国内外の揚水発電所の運用上の課題と価値向上対策」2018/01/24
• 2017年度 IEA水力実施協定 国内報告会「水力発電の価値について ~欧州における揚水発電所の事例~」2018/1月
• エネルギービジネスネット研究会「欧州における再生可能エネルギー大量導入の課題」2017/12月1日
• 一般社団法人太陽光発電協会「欧州で立ち上がっている新しい電力ビジネスモデル」2017/10月
• IEA水力実施協定国内報告会 基調講演「電力システム改革以降の水力発電の評価されるべき価値」2017/1月
• (社)海洋インバースダム協会定例会「再生可能エネルギー大量導入時代における市場のありかたと揚水発電 」2017/8月
• 経済産業省 再生可能エネルギーの大量導入時代における政策課題に関する研究会 「再生可能エネルギー急増に伴う欧州の対応と日本への教訓」2017/6月
• 「欧州の電力システム改革と再生可能エネルギー 英国の再生可能エネルギー政策」京都大学大学院経済学研究科 再生可能エネルギー経済学講座 シンポジウム、2017/02/08
• 基調講演「電力システム改革以降の水力発電の評価されるべき価値」新エネルギー財団 海外電力調査会 平成28年度 IEA水力実施協定 国内報告会、2017/01/16
• 神戸市 平成25年度 第2回環境保全講習会「電気事業再編ー社会・経済の変化とビジネスチャンス」2014/03/13
• 「韓国 グローバル人材育成ドリームツアー」京都ユースホステル協会、2014/01/15
• 「アパレル企業のグローバル経営」第5回NUC定期セミナー、NUC公益財団法人日本ユニフォームセンター、2013/09
• 「ユニフォーム産業へのインプリケーション」第3回NUC定期セミナー、NUC公益財団法人日本ユニフォームセンター、2013/06/18
• 長山浩章「電気事業再編―国際比較からのアプローチ」第51回産業学会全国研究会 第二報告、2013/06/09
• 「日本の電力産業:福島原発事故後の改革への提言」日独におけるエネルギーシフト‐再生可能エネルギー・電力自由化・地域再生‐、2013/05/24
(新聞寄稿)
• 「関西電力広報誌「躍」対談」事業変革−鼎談、2016/7月
• 「ニュースを読み解くー電力自由化」京都新聞社、2016/4月20日
• 「原発廃炉は政府主導で」日本経済新聞、経済教室、2014/6月27日
• 「発送電分離-制度設計急げ」日本経済新聞社、経済教室、2012/9月28日
• 「発送電分離の政治経済学」日本経済新聞社、書評紹介、2012/8月26日
(外部受託研究)
2019年 東電設計(JICA)
イラン国クリーンエネルギー全体計画策定プロジェクト/最適投資計画
2019年 民間企業 グリーン水素の今後の展開のシナリオ
(外部資金獲得)
• 石井証券財団 令和(2018年)度「再生可能エネルギー用地域間連系線の証券化に関する研究」
• 基盤研究(C)、代表「欧州における再生可能エネルギーの競争市場統合のための政策評価と我が国への教訓」2016年〜2019年
• 2018年度トラスト未来フォーラム「信託手法を使った太陽光パネルの廃棄等費用の積立ファンドにかかる制度設計」
• 基盤研究(C)、代表「電気事業体制のガバナンス評価と指標構築、我が国電気産業への適用」2013年〜2015年
• 信託協会研究奨励金「電力プロジェクトへの信託方式活用にかかわる諸外国のベストプラクティス研究」2012年
• 平成23年度、公益財団法人村田学術振興財団、長山浩章「東南アジア主要国(タイ・フィリピン)及び日本における電力産業構造の比較分析」
• 基盤研究(C)「電力セクター自由化の主要パフォーマンス指標の抽出と東南アジア主要国への適用」2010年〜2012年
• 平成21年度、三菱財団、長山浩章「インドシナ主要国(タイ国)における低炭素負荷自動車普及のための政策協力に関する共同研究」2009年
• 平成21年度、ユアサ国際教育学術交流財団、長山浩章「インドシナ主要国(ベトナム)における低炭素負荷自動車普及のための政策協力に関する共同研究」2009年
• 平成20年度、日本証券奨学財団、長山浩章「インドネシアにおける環境を配慮した長期的電源構成にかかわる研究」2008年