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概要

「総合生存学」の実践により地球規模で複合的課題の解決をめざす新しい大学院です。

総合生存学

私たちが生きる地球社会が今直面する、数々の複合的・構造的な諸問題。
これらはいずれも、文化・産業・経済・国家などの複雑で巨大なシステムに関わる、種々多様でグローバルな課題であり、個々人、地域社会、 産業システム、社会システム、さらには国家や世界全体が共存するために必ず乗り越えなければならない重要かつ 複合的な社会課題です。その解決のために不可欠な持続可能で創発力のある新たな社会システムの構築に向けて、リーダーシップを発揮できる人材、ゼロから1を生み出し、実践・持続させていける力を持つ人材の育成が今、強く求められています。
また、こうした課題を克服するためには、「人類と地球 社会の生存」を基軸に、関係する諸々の学問体系の「知」を結び付け、編み直し、駆使して、複合的な社会課題の発掘・分析と定式化・構造化を行い、社会実装までの解決や思想・政策や方法を幅広くを探究する学問が必要になります。この「生存知の構造化と公共化」を対象とする学術総体・総合学術として、「総合生存学」が誕生しました。
「総合生存学館」(思修館)は、こうした社会の要請に応える未来のリーダー

育成を目的とし、「総合生存学」を教育・研究の基盤として、2013(平成25)年4月に新設された5年制博士課程一貫教育を実施する大学院です。また平成23年度に採択された文科省博士課程教育リーディングプログラム「京都大学大学院思修館」の実施組織でもあります。


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多様な「知」を結集し、実践に応用するための鍵となる「智慧」を発揮できる力を育てる。

日本の伝統的な考え方によれば、智慧は、多くの知識や情報を集める「聞」と、様々な知見に基づく創造的「思」をもとに、これらを有効に使い、実践することによって身につく「修」から構成されています。
大学院「総合生存学館」(思修館)は、その思修館の名前の由来ともなった、この「聞思修」の考え方にもとづき、生存学を基礎に総合力を結集し、文理融合・異分野融合による知識と、それらを実践的に社会実装できる思考力と実践力を養成していきます。 具体的には、国家および世界と人類を脅かす環境・エネルギー問題、食料・人口問題およびパンデミックなどの地球規模課題や、将来の生命・環境・社会・産 業・国家・文明などの生存に関する諸課題の解決を先導できる、柔軟かつ論理的な思考力と堅固な意志力に富んだ人材の輩出をめざします。さらに、課題解決の方法論、およびその教育方法を確立することにより、山積する諸課題を抱える21世紀地球社会の多元的な調和と新たな発展に向けて挑戦を続けていきます。

知の図


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*「京都大学大学院思修館」は、平成23年度文部科学省「博士課程教育リーディングプログラム」のオールラウンド型に採択されています。

人類社会の生存と未来開拓を担うリーダーを養成し、京都大学の基本理念を今日的な形で体現していきます。

 思修館では、幅広い領域にわたる「総合生存学」を確立し、それを修得したグローバル人材を養成することを目的としています。この点が、特定分野の研究者育成・専門職人材育成を第一の目的とする、既存の研究科との大きな違いでもあります。

 人類社会の生存と未来開拓を担う各界の世界的リーダーには、多様な価値観、広い世界観と見識、確かな哲学と高い志、それらに基づく柔軟な思考が求められます。 思修館では、こうした素養を養うために、専門的知識に加え、総合的な文理融合能力および俯瞰力を培い、複合的社会課題の解決方法を研究し実践する能力を育成します。 さらに、こうした人材を輩出することで、京都大学の基本理念である「教養が豊かで人間性が高く責任を重んじ、地球社会の調和ある共存に寄与する人材を育成する」を体現していきます。


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