京都大学大学院総合生存学館(思修館)

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教員コラム<マルク=アンリ・デロッシュ 准教授>

こんにちは。マルク=アンリ・デロッシュです。2015年4月に京都大学総合生存学館(思修館)の准教授に就任しました。専門は哲学、宗教学、仏教学、チベット・ヒマラヤ地域研究で、「マインドフルネス」(漢文では「正念正知」)すなわち自覚と知恵の発達について研究しています。
 
出身はフランスですが、2008年から京都に在住しています。日本の文化、美術と庭園に興味を持っています。自身をある意味「日仏人」として自覚しており、東洋と西洋、伝統と科学の総合知を目指しています。
 
思修館における私の貢献としては、人文学の古典 −特に仏教哲学の立場から− と心理学・医学の科学的知見を、マインドフルネスの概念と実践において橋渡しすることです。これらは仏教に起源を有しますが、この数十年間、科学的な研究がなされてきた中で、革新的な苦悩の軽減と人類の繁栄に向けた社会実装が進んでいます。
 
思修館では、しなやかな強靭さ、満ち足りた心、そして倫理と責任感を有しつつ、持続可能な生き方を追求すべく、マインドフルリビング研究会を行っています。思修館の学際性に鑑み、たとえば仏教学や日本哲学、教育、心理学といったマインドフルネスへの多様かつ補完的な視点を有する副指導教員とともに研究を進めていきます。
 
一緒により良い生き方と世界を創造しましょう。


マルク=アンリ・デロッシュ 准教授、博士(学術)
橘会館にて

 

2017年6月ミニ・ワークショップ
 

2019年7月ミニ・ワークショップ

京都大学大学院 総合生存学館

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