李信恵(H28年度修了生)
外資系のデジタルマーケティング会社

2017年3月、京都大学大学院農学研究科の博士課程とともに思修館プログラムを修了しました。卒業後4月から、東京のITコンサル会社で働き始め、日本のITを代表する企業をクライアントとして一緒に働きながら最先端のITトレンドに触れる機会となりました。しかし、元々挑戦したかったマーケティング分野へ転職することを決め、今は外資系のデジタルマーケティング会社で働いています。世界中のファッション、ホテル、外食など多様な業界のマルチナショナル企業と共に、ブランドマーケティングから細分化したターゲットマーケティングまで戦略を組み立てネット広告発信しています。武者修行の時、ウェットな実験系研究ではなく産業的な消費者行動研究がしたいという希望を反映していただき、オーストラリアの産総研のような機関でコンシューマーインサイトに携わった経験が今の仕事の役に立っていると感じます。
 
今の職場や日常の近況を話しますと、ずっと機械音痴だと思っていた自分が、今はいくつかのプログラミング言語でビックデータの処理から分析そして広告配信自動化までのプロセスを作り、入社6か月で社内のAPAC Summit Awardの Tech部門で受賞しました。右の写真はその時の様子です。今度は社外のデジタルマーケティングアワードにも挑戦していく予定です。
 
休みの時は、教会でクワイア練習をしたり通訳奉仕をしたりしています。また、毎年一、二回は海外へ宣教活動に行っており、2018年5月にはマレーシア宣教にてインド村の幼稚園設立礼拝とミャンマー難民学校の奉仕などをしました。普段の生活では得られない喜びと愛を分かち合うことによって返ってくる恵みが多く、これからもこのような活動を精力的に続けたいと思っています。右下の写真はインド村の家庭訪問礼拝時の様子です。
 
基礎研究からマーケティング、ビックデータ分析、そして宣教。過去の自分が全てを計画していた通りかと言うとそうではありません。10代、20代の時は、自分が努力すれば全てが自分の計画通りに進むと思っていました。また、その道だけが正しいと思い、それ以外の道に進むことはあり得ないと思っていたことを覚えています。しかしやっと気づいたことは、学業も、仕事も、人間関係も、時には進行方向と真逆に感じたり、遠回りしているように感じたとしてても、その場で重ねた豊かな経験が将来最も役に立つものになることもあるということでした。
 
またこれからどの方向に進むか分かりませんが、やはり愛着を持っている食品と健康に関連する事業や社会システム創りに関わる仕事ができればと考えています。 
最後に、5年間お世話になった総合生存学館の先生方と皆様にお会いできる日を楽しみにしています。
 
2018年12月15日