▼ボストン大学のIrena Vodenska氏

 

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2017年5月25日(木)、京都大学東一条館大講義室にて、ボストン大学のIrena Vodenska氏を講師にお招きし、
第2回 思修館・卓越セミナー(旧 総合生存学集中セミナー)「Network Approach to Modeling Financial System Fragility」を開催しました。
本セミナーは、学館の複合型研究会の「ネットワーク社会研究会」の活動の一貫として実施しました。
 
2000年前後の日本の金融危機は,日本の金融システムの歴史における大きな転換点であった。本講演では,銀行と金融資産とから構成される銀行ネットワークを通した金融リスクの伝播の研究結果について説明された。ネットワークにおける銀行の倒産を記述するために,カスケード倒産モデルを用いた。この研究から,金融システムの高い前弱性が明らかになり,カスケード倒産から金融機関を守るためには銀行間の関係性(結合性)を考慮することの重要性が示された。
講演後の質疑応答では,約20名の参加者のうち5名から質問が出されて,活発な議論が行われた。和やかな雰囲気の元で,学生と教員ともに新しいデータ科学,ネットワーク科学の最新の成果を知ることのできる有意義なセミナーであった。
 
科研費基盤研究(C) No. 26350422(2014-16)「持続的・安定的な成長のためのグローバル社会の相互依存関係性の解明」の助成を受けたものです。