京都大学大学院総合生存学館(思修館)

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ニュース レジリエント社会創造研究会の後期ミニワークショップを開催しました。

第14回レジリエント社会創造研究会
(総合生存学館ミニワークショップの一環として開催)

研究会責任者 
清水美香 特定准教授

2022年11月29日、「防災における地域知と技術のブリコラージュ」と題して、実際のオンライン上の協働ワークを介して、最新の研究と知見を交えながら、学生、研究者、市民が一体となったワークショップをZoomにて実施しました。

今回のワークショップでは、レジリエンスを育んでいく上で不可欠な「隙間とデザイン(清水、2015)」のアプローチを使いながら、防災における「地域において培われた知(地域知)と技術」の隙間に焦点を当て、様々なリソースを使いながら隙間をデザインし、編み上げていくこと(=ブリコラージュ)を目指そうと、この研究会に長年関わってきた総合生存学館 大学院5年生の土田亮さんがリーダーシップをとって開催しました。同じく総合生存学館 大学院4年生の大木さんが司会をつとめ、防災研の佐山先生、京都大学大学院出身で、現在東大で助教をしている大津山先生にもコメンテータとして参加いただきました。

このワークショップに、学生も、研究者も、市民の方々も自ら、経験を共有し、ワークに積極的に参加してくださり、現場でしか見えない隙間が数多く引き出されました。この研究会がずっと追求している「超学際研究」の片鱗を具現化したワークショップになったと思います。土田さんはここで得た気づきをもって、これを減災に活かすことができるよう次のステップにつなげていってくれるものと期待します。こうした動きを積み重ね、振り返り、アクションにつなげるその先に、多様なステークホルダーが協働し技術と地域知の両方を最大限生かした、よりよい防災・減災への道筋があるはずです。











京都大学大学院 総合生存学館

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