京都大学大学院総合生存学館(思修館)

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ニュース 大学院教育改革フォーラム2021に参加し、本学館院生3名が表彰されました。

2022年1月8日(土)に、オンラインにて、大学院教育改革フォーラム2021「“壁”を超える」が開催され、総合生存学館からは思修館プログラムを履修している学生が参加し、延べ4件を受賞しました。
 
第1回目となる今回の大学院教育改革フォーラム2021では、「卓越大学院プログラム(WISE)」の各採択大学で実施されている取組みについての意見交換や学生の成果発表、さらには、各大学で自立した新しいプログラムとして継続されている「博士課程教育リーディングプログラム」の現状に関する情報交換等を中心としつつ、博士課程学生と修了生及び大学・産業界・官公庁等の関係者が集まり、議論しました。
 
当日行われたポスターセッションにおいて、本学館大学院生が優秀賞1件、また、学生ワークショップでは、本学館大学院生が最優秀賞1件と優秀賞2件を受賞しました。ポスターセッションは、「知と知の融合」、「社会と知の統合」、「知の探究」の3つの部門に分かれ、各区分の発表の中で、将来来のアカデミアや社会経済を担う、「知のプロフェッショナル」として活躍することが期待される学生に賞が授与されました。各学生のポスター発表に対して、産業界や大学などの関係者からなる審査員23名により、事前にアップロードされた発表動画をもとに異分野の人にも短時間で研究や活動の重要性・魅力・面白さを伝えられたかを評価し、評価内容をもとに、審査会にて全体で最優秀賞1件・各部門で優秀賞3件が選出されました。
また、学生ワークショップは、「社会実装部門」「異分野融合部門」「アウトリーチ部門」の3つの部門に分かれ、各区分の中で、自身の研究の発展のために乗り越えたい壁を明らかにし、他プログラム・他大学の仲間とともに壁を乗り越えるためのアイデアを発案し、優れた提案を行ったグループに賞が授与されました。産業界や大学などの関係者からなる審査員により、課題の着眼点の深さ、課題に対する取り組みの具体性・独創性、提案内容の実現可能性、プレゼンテーションから感じられる熱を伝えられたかを評価します。評価内容をもとに、審査会にて各部門で最優秀賞1件、優秀賞1件が選出されました。
 
今後も産業界・学術界・国際において貢献できる未来の知のプロフェッショナルになるべく、研鑽してまいります。
 
1.土田亮さん(大学院4年生)
・ポスターセッション「災害を契機に私たちは生きる」
優秀賞「社会と知の統合部門」受賞(ポスターセッション発表者80名から選出)

社会と知の統合部門では、社会の多様なアクターとの共創により、社会課題の解決に向けた取り組みを行う研究活動の成果、もしくはそれに向けた挑戦が評価されました。
・学生ワークショップ「過酷環境・極端現象から生存するための素材・システムが駆動するデジタル防災社会の構想」
優秀賞「異分野融合部門」受賞(部門に参加した6グループから選出)

他の研究者が異分野融合による新しい研究テーマを創出するにあたり、不足している情報や環境、機会、人材など具体的な課題を設定し、それを解消するために、自分たちで実施可能なプロジェクトを提案し、評価されました。
 
2.王雪妍さん(大学院3年生)
・学生ワークショップ「高齢者の生活自立度の壁を越える「音楽プロジェクト」」
優秀賞「アウトリーチ部門」受賞(部門に参加した4グループから選出)

どの分野で、どのような非研究者に対して、どのようなコミュニケーションが必要か、自分たちで実施可能なプロジェクトを提案し、評価されました。
 
3.平田礼王さん(大学院3年生)
・学生ワークショップ「物申す若者を増やす!プロジェクト」
最優秀賞「社会実装部門」受賞(部門に参加した7グループから選出)

他の研究者が研究成果の社会実装を加速するにあたり、不足している情報や環境、機会、人材など具体的な課題を設定し、それを解消するために、自分たちで実施可能なプロジェクトを提案し、評価されました。
 
受賞者・タイトルのリストは、以下のサイトからご覧いただけます。
大学院教育改革フォーラムのページ
https://itgp.osaka-u.ac.jp/forum2021/news/2022/0124175633635/

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