京都大学大学院総合生存学館(思修館)

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ニュース 国際連合工業開発機関(UNIDO)とインターンシップ派遣協定を締結しました。

総合生存学館と国際連合工業開発機関(UNIDO)はインターンシップ派遣にかかる協定を締結しました。
 
オーストリア共和国のウィーンに本部を置くUNIDOは、国連の専門機関のひとつで、開発途上国や市場経済移行国において包摂的で持続可能な産業開発を促進し、これらの国々の持続的な経済の発展を支援する機関です。本協定は、総合生存学館のコアプログラムである海外武者修行先の一つとして本学館生をインターンとして派遣するべく、UNIDOと密に連携を取ることを目的に締結したものです。
 
本件は、総合生存学館の前特任助教で、現在国際原子力機関(IAEA)に勤務する武田秀太郎氏が、同じく在ウィーン国連機関であるUNIDO側へ橋渡しをしたことにより、今般の協定締結が実現したものです。
 
本協定締結に向けて、2020年8月28日にUNIDOから国吉事務次長、原口研究・産業政策提言部門チーフ 、飯野工業開発官、IAEAの武田プロジェクト補佐官、学館からは寶学館長と河合国際委員長がオンラインで会談をし、国際社会で活躍できる人材育成のため、相互に連携を深めていくことを確認しました。
 
今回の協定締結に伴い、インターンシップ派遣を通したUNIDOとの活発な交流が行われることが期待されます。
 
引原毅 在ウィーン国際機関日本政府常駐代表・特命全権大使のコメント
SDGsの実現のためには、新しいアプローチやイノベーションが不可欠であり,今般のCOVID-19危機の状況下で,その重要性はますます高まっています。このUNIDOと京都大学総合生存学館の新たなパートナーシップを通じ、より多くの日本の意欲的な若者が、UNIDOと共に働く機会を得ることを期待いたします。そして、SDGsという大きな目標を達成に向け、自らの最先端の知識と能力を活かした革新的な解決策を追求していって頂ければと思います。
 
国吉浩 UNIDO事務次長のコメント
UNIDOのインターンシップ・プログラムの目的は、学生に国際機関で経験を積んでもらい、包摂的で持続可能な産業開発について特に知識を深めてもらうことにあります。学生にとって、UNIDOでのインターンシップの機会が、国際開発のキャリアを追求しグローバルミッションの次世代のリーダーとなるきっかけとなることを心から願っています。
 
寶馨 総合生存学館 学館長のコメント
様々な事情を抱える途上国の産業開発のあり方を学ぶインターンシップの機会は、学生にとって貴重な経験になるものと確信します。UNIDO と総合生存学館との協定によって、その道が大きく開かれました。政府及び企業と相手国の政策、投資と技術移転の実際を学び、広い視野を得ることができるものと期待しています。
関係各位に厚く御礼申し上げるとともに、グローバルリーダーを目指す学生の受け入れについてご高配くださいますようお願い申し上げます。

 

 

            (左)UNIDO国吉浩事務次長とUNIDO Konstantin Ivanov人事部長
            (右)総合生存学館 寶馨学館長 

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