2018年7月より思修館に加わった土佐尚子(とさ なおこ)です。
2019年5月から思修館で開始されたアートイノベーション産学共同講座で、アートを社会に実装する研究を進めています。
京都大学には2005年に着任し、学術情報メディアセンター特定教授として6年、その後、情報環境機構教授として7年、京都大学のe-leaningの立ち上げに携わり、京大オープンコースウェア( OCW)、MOOC(Massive Online Open Courseware)のひとつであるedXを京都大学に作りました。今、この仕事は、京都大学高等教育研究推進センターが引き継いでいます。
私の専門はアート&テクノロジー学です。25歳の時に作ったビデオアート作品がニューヨーク近代美術館の企画展で展示され、その後コレクションになったことをきっかけに、アート&テクノロジー研究領域の研究と制作を推進してきました。アート&テクノロジー研究の元祖である産業復興運動であるドイツのバウハウスの活動を引き継いだMIT建築学科Center for Advanced Visual Studies(CAVS)とメディアラボで活動する経験を積みました。これらの経験をベースとして自然に隠された美を最先端技術に発見し、新しいアートとして表現する活動を始め、2012年の韓国の麗水万博でメインストリートの巨大LEDスクリーンに映像を表示したり、2016年度文化庁文化交流使として8カ国10都市を表敬訪問し、その一環としてニューヨークのタイムズスクエアで60台以上のビルボードに「サウンドオブ生け花:春」の映像を1ヶ月間毎夜上映し、日米の文化交流を推進する活動を行っています。
詳細は、研究室HP をご覧ください。
http://tosa.gsais.kyoto-u.ac.jp/
思修館は、「八思」すなわち(人文・哲学、経済・経営、法律・政治、語学、理工、医薬・生命、情報・環境、芸術)を柱とした学問を提案しています。その中の「芸術」分野において、凸版印刷株式会社と共にアートで社会にイノベーションを引き起こすことをめざす「アート・イノベーション産学共同講座」が令和元年5月に、寶学館長の元で私が教授として担当し立ち上がりました。他にも三菱電機とアート照明の研究開発を進めるなどの産学連携活動を行っています。思修館では、学生とアートイノベーション研究会を主宰していますので、ぜひ、学生さんはのぞいてみてください。
https://www.gsais.kyoto-u.ac.jp/covid-19/doku.php?id=art_innovation
ここからは、特に京都大学の学部生にメッセージを送りたいと思います。
京都大学には、芸術学部がありません。しかし創造力豊かで芸術が好きな隠れ芸術家の学生さんは、沢山居ると思います。その証拠に沢山の京大卒業生が、映画監督や小説家、ミュージシャンとして活躍しています。その先輩達は、独学で苦労したと思います。しかしもう大丈夫です。大学院の思修館で芸術を学ぶことができ、研究者兼アーティストとして国際的に活躍できるのです。ぜひ、「自分の可能性に挑戦したい」と思う諸君は、思修館に来てください! 学問とアートをつなげたい学生さんの応募を待っています。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

2016年度文化庁文化交流使として、ニューヨークのタイムズスクエアで60台以上のビルボードに「サウンドオブ生け花:春」の映像を1ヶ月間毎夜上映し、日米の文化交流を推進した。
 

フジTV :ホンマでっか!?TV 特別編「すごい脳みそ連れてきた!京大SP」に評論家として出演
収録の際、Sound of Ikebana実験のために手伝ってくれた学生諸君と。5月13日(水)放映予定。
 

総合生存学館の土佐の講義:Imaging Art , Culture and Scienceでの学生さんとの記念撮影
 

あの変人講座に登場しました。
共同執筆書籍:もっと変人講座(三笠書房)