教員コラム<櫻井繁樹教授>
時の流れは早いもので、私が総合生存学館(思修館)に着任してから8年弱となります。
「還暦プロジェクト;母校への恩返し」ということを心に言い聞かせて、がむしゃらに走ってきたというのが素直な完走、いや間違い、感想です。
この3月末で、学館を卒業することとなりますが、思い返してみれば、大学・大学院の卒業のときから数えて2度目の京都大学卒業となります。
1度目のときは、私が伊藤一郎教授(資源工学)の最後の学生であり、今度は、自分が教授として卒業するという星回りになりました。同級生の仲間からお金を集めて、伊藤先生に深紅のバラの花束を送ったのが昨日のことのようです。
この度は、180度立場を変えて櫻井研究室の学生諸君を中心に「金の名刺」の入ったプラスチックの盾(左記諸君のサイン入り)をいただき感無量です。新潟に行ったら、執務室の目立つところに飾って皆に自慢してやろうと思っています。
また、望外なことに、朱雀組の有志諸君が朱雀色(ワイレッド)のジャケットを誂えてくれました。本格的な誂えものは今回が生まれてはじめてです。先の「思修館の集い」のおりにジャケットデビューを果たし、とても好評でした。今後の「遊聞会」でワイレッドのジャケットをみかけられたら、それは私です。
銀漢や とまれ吉田は なつかしき 翠波
(この俳句は、伊藤先生から戴いたものです。)
生き生きて
存(あ)リのまにまに 生き生きて
君は行くのか 学びの中へ 翠朋
(この短歌は、卒業に際しての櫻井の決意表明です。)
京都大学工学部M2の卒業写真;
宴会時に、箸をくわえておどけているところが
何ともお茶目
総合生存学(思修館)卒業写真;
自慢の朱雀ジャケットを身に纏って