ニュース 現在武者修行中の学生からお便りが届きました。<その1>
武者修行として、4年次に6ヶ月程度国際機関等へのインターンシップを実施しています。
世界視点での自らの位置取りと意識の改革に加えて、国際的リーダーとしての意識と責任感及び突破力を一体的に育成することを目的としています。
プロフィール
名前 :中本天望
専門 :総合生存学/税法
機関 :経済協力開発機構(OECD)
派遣国 :フランス
派遣期間:2019年4月〜2019年9月
経済協力開発機構(OECD)のCentre for Tax Policy and Administrationにて、インターシップを行っております。経済協力開発機構とは、人々がよりよい暮らしを送ることができるよう、よりよい政策の実現に、幅広い分野において取り組んでいる国際機関です。そのうち、Centre for Tax Policy and Administrationは、租税政策を担当しており、法人税、所得税、環境税など、ほぼ全ての税目について、国際ルールの立案や、各国の税制の分析・提言などをしています。インターシップでは、税源浸食と利益移転(BEPS)がもたらす財政的・経済的な影響の評価、及びデジタル課税が与える経済的な影響の分析という2つのプロジェクトに関わっております。
経済協力開発機構では、主に36に及ぶ加盟国出身の職員が勤務しています。このような、多様性と包括性のある職場で、確かな知識と能力に裏付けられた優秀な職員の方々とともにプロジェクトに取り組むことは、刺激的な経験です。また、外国に住むということそのものが、世界及び日本を新たな視点で捉え直すことができる貴重な機会にもなっています。これまで、様々な人と出会うことによって、自分の考え方がどれだけ狭かったかに気付かされました。よりよい社会・世界の実現のために自分に何が出来るか、学び、考え、動き続けたいと思います。
2019年7月1日
中本天望
仕事中の様子