ニュース 国際開発研究会主催のミニワークショップ「総合生存学の意義と方法」を開催しました。
▼全体の様子
横山泰三さん▲
▼「総合生存学の意義と方法」について
集合写真▲
2019年6月6日(木)に国際開発研究会においてミニワークショップが開催され、話題提供者として横山泰三さんに「総合生存学の意義と方法」という題でご講演いただきました。
横山さんは2018年3月に総合生存学館(思修館)を卒業され、現在は桃山学院大学で講師をされています。
ご講演では、4年次に行われる海外武者修行で修行先であったUNDPカンボジアでのご経験を中心にお話しが進行しました。カンボジアのUNDPでは政策分析の業務に従事され、専門家・科学者がどのようにばらばらの視点から政策を細分化しているかを問題提起されました。後半はその細分化の問題と学際的な共同研究が戦前にどのような起源をもっているかについて、お話されました。
思修館での研究のお話の中では、「1日に最低4本から10本は論文を読むことを目標にしていた」ことや、思修館の特色でもある八思の総合的な観点から物事を見てみることの実践性などをお話いただきました。また、学術、政策、市民をつなぐ、その間の関係性を考察するものが総合生存学ではないか、というお話を伺い、その意義と方法に関して参加者からも多くの議論がありました。当日は1年生の参加も多く、これからの5年間のイメージがわき、今後思修館で学ぶにあたって研究のモチベーションの向上に繋がったのではないかと思います。
2年生 渡辺彩加