▲白熱する質疑応答。

        ▼一人ひとりコメント。1年生へのアドバイスも。

 

高島宏明特定教授による、海外サービスラーニングの概要説明。▲        

        ▼池田裕一副学館長による講評。

 

集合写真。ミャンマーの民族衣装である「ロンジー」を身にまとう学生も。▲        

 

2018年9月27日(木)、京都大学東一条館大講義室(201)にて、ミャンマー海外サービスラーニング(18日間)の帰国報告会を行いました。
 
海外サービスラーニングは、当学館の必修科目として2年次の学生が異なる文化・社会習慣を持つ途上国に派遣され、様々な支援活動が行われている現場で、調査やボランティアなどを実践するプログラムです。学生は、事前の勉強会、現地での活動、事後の報告とりまとめを通じて、国際社会の多様な構造とそれに関連した人々の環境についての理解を深め、グローバルリーダーとしての在り方などを思索します。
 
ミャンマーでの海外サービスラーニングも今年で3年目。過去2年に続き、NPO法人「道普請人」、JICA、ヤンゴン工科大学、イエジン農業大学等に協力いただき、ミャンマーにおけるプログラムを実施しました。
 
プログラムでは、まず、日本政府(JICA)の支援事業から、ミャンマー国鉄の鉄道改善プロジェクトを視察、ヤンゴン中央駅でマニュアル操作に頼っていた運行・ゲート管理が自動化された様子や、今後順次改善が進められるヤンゴン環状線の老朽化した列車や駅のサービスの現状を確認しました。
 
また、ヤンゴン工科大学、イエジン農業大学で教育能力向上に取り組むJICAプロジェクトを訪問するとともに、首都ネピドーではミャンマー政府の政策アドバイザー等を務めるJICA専門家の方々からミャンマー開発の最前線の話を伺いました。
 
プログラムの中核は、「道普請人」がネピドー近郊村落で実施した道路整備のインパクト調査です。無電化村落を結ぶ道路は雨季には車が通れないぬかるみ道でしたが、「道普請人」の土嚢を使った建設技術を用い住民参加で道路を整備した結果、3年前、通年車両が通行可能な道路に変わりました。
 
学生は、周辺のZay Kone村、Ta Loat Pin村、Kan Oo村において、戸別訪問による住民インタビューを行い、道路整備後の正・負のインパクトや維持管理の状況等を調査しました。調査には、同国の農村、農業に詳しいイエジン農業大学の大学院生も同行し、現地の事情を理解しながらの調査となりました。結果は、イエジン農業大学のワークショップで発表し、同大学の教員、学生を含めて議論を交わしています。
 
プログラムでは、現地の人々との交流も重視しています。調査村落では、協力へのお礼を兼ねて村の子供たちを主な対象とした「遊び」や交流活動を行い、また、イエジン農業大学のワークショップでは、日本の文化として、書道、着物の着付け、ポップカルチャーを紹介しました。
 
本プログラムでは、専門分野、知識、バックグラウンド等の異なる学生同士が、異なる環境、文化、習慣をもつ途上国において、途上国の人々と交流しながら、一体となって一つの目的を達成するという貴重な体験をしました。時に、調査の進め方や役割分担、メンバー内外とのコミュニケーションなど共同作業の難しさを再認識しながらも、さまざまな視点から途上国村落の課題に向き合うことで、あらためて総合生存学について深く考察し、自らの成長を感じることができたようです。

 


 

現地での活動の様子

    【左】JICA事務所訪問【中央】道路維持管理研修での作業【右2枚】ヤンゴン中央駅で新旧施設の視察、そのホーム施設

    
 

    【左】村落歓迎式典で挨拶する寶学館長【中央】Kan-Oo村でのインタビュー調査【右】Ta-Loat-Pin村でのボランティア活動(交流会)

   

    【左】Zay-Kone村での終了式典【右2枚】ワークショップでの書道デモンストレーション。イエジン農業大学で