京都大学大学院総合生存学館(思修館)

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新年(2018年)のご挨拶

京都大学大学院総合生存学館(思修館)
学館長 寶  馨 

謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 
2011年に採択された博士課程教育リーディングプログラム「京都大学大学院思修館」(通称:思修館プログラム)は、
その学術分野はオールラウンドであり、幅広い分野においてグローバル・リーダーの育成を行っています。
2012年度には既存研究科からプログラム履修者を受け入れ、2017年には、それらの履修者が
外務省、国連食糧農業機関(FAO)、東アジア・アセアン経済研究センター(ERIA)、国際コンサルタントなどに職を得ています。
大学院設置審の審査を経て2013年4月から京都大学の18番目の大学院として設立された総合生存学館は、5年一貫制の大学院
であります。5年生まで揃った今年度、3月に初めて5人の学生が修了する見込みです。
京都大学で初めて博士(総合学術)の学位をそれらの学生諸君に授与することになります。
 
思修館プログラムは、今年3月で7年間の補助金支援期間を終えます。その最終年度にあたって、
10月18日には、総括シンポジウムを開催するとともに、第2回の思修館の集いを実施しました。
また、11月には事後評価ヒアリングを受けました。
いずれにおいてもこの思修館プログラムの目指すところとこれまでの実績が高く評価されました。
このことは、京都大学及び総合生存学館の教職員はもとより、所属する学生達にとっても大きな喜びであります。
種々ご支援いただきました学内外、各方面の皆様に厚く御礼申し上げます。
 
昨年8月には、プログラム修了者有志が早速に同窓会組織「遊聞会」(ゆうもんかい)を発足させてくれました。
「思修館」という名称は、仏教用語の三慧「聞思修」、すなわち、聞慧、思慧、修慧のうちの「思」と「修」を用いて名付けられました。
思修館で、智慧を得た修了生は、修了後もこの三慧の教えを忘れることなく学び続け、「聞」へ立ち戻り、再び「思」、「修」を繰り返す。
こうして人生を遊ぶ(自らを磨き続けることを楽しむ)こと、を意図してこの同窓会の名称が決められたようです。
教職員や在学生との交流も含め、同窓会の今後の発展に期待しています。
 
さて、2018年3月末のプログラム支援期間終了を期に、4月からは運営体制、事務体制など新たなフェーズに移行します。
今年は、新たなスタートの時期であるとも言えます。
引き続き、総合生存学館に宜しくご指導・ご支援賜りますようお願い申し上げます。
 
2018年 正月

京都大学大学院 総合生存学館

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