▲全体の様子

        ▼ダニエル・ノーバー カリフォルニア大学マーセッド校研究員

 

アンドレア百合フロレス漆間 京都大学東南アジア地域研究研究所特定助教▲        

        ▼小野奈々 滋賀県立大学環境科学部助教

 

参加者▲        

 

2017年10月28日(土)、第3回環境災害研究会および第18日伯フォーラム『ブラジルの都市・環境災害とその解決方法について』が京都大学東一条館大講義室にて開催されました。当日は台風の襲来のため参加者のキャンセルもありましたが、初めて英語でフォーラムが開催されたため多数の国からの参加がありました。
 
開会挨拶は、山敷教授・環境災害研究会代表から環境災害研究会の紹介と趣旨の説明のあと、日伯かけはしの会代表萩原八郎・四国大学教授から日伯フォーラムの歴史の説明が行われました。
 
最初にアンドレア百合フロレス漆間 (Andrea Flores Urushima) 京都大学東南アジア地域研究研究所 ・特定助教が、「ブラジルの都市問題論への貢献:日本近代都市計画史観からの 都市と環境保全について」と題して、特に我が国における近代の都市計画の歴史的背景と変遷をその礎となった都市計画思想を日本語でも紹介しながら講演を行ないました。
 
次に小野奈々 滋賀県立大学環境科学部助教が「ミナスジェライス州の特定開発現場における環境保全の課題」と題して、鉱物採掘における環境保全のための法制度・資金制度を導入する過程における鉱山の所有権・労働者・NGOそれぞれの立場と権利を題材として、その解決策を含めた研究結果を紹介しました。
 
講演最後はダニエル・ノーバー カリフォルニア大学マーセッド校研究員「水資源に関わる各大陸での環境災害と、その共通性」と題して、カリフォルニアを例とする水資源不足問題、ネパールにおける災害復興と水資源活用事例、またアフリカにおける水資源の質的改善問題などについて講演を行ないました。
 
続いてパネルディスカッションでは、まず泉 拓良・京都大学大学院総合生存学館特任教授が災害と集落の関係について述べ、災害が起こりやすい土地は逆に肥沃で人々の生活における貢献も大きいという観点を紹介しました。次に山敷庸亮総合生存学館教授により2015年の鉱山排水を蓄えたマリアナのBento Rodrigues 貯水池の決壊、 Doce川への汚染物質流出事故を紹介しました。最後に萩原八郎四国大学教授がブラジルと日本の共通点について四国とサンパウロ・リオの事例をもとに紹介しました。
 
その後、ブラジル・日本・その他世界各国に関する会場とのディスカッションが行われ、実り多いフォーラムとなりました。
会議最後には、日伯架け橋の会副代表の渡辺満氏によるフォーラムの歴史に関する紹介があり、閉幕しました。
 
当日のプログラム等はこちら。
http://www.gsais.kyoto-u.ac.jp/blog/2017/10/19/20171028-2