平成23年度に採択されました博士課程教育リーディングプログラム「京都大学大学院思修館」は7年目を迎え、文部科学省から日本学術振興会(JSPS)を通じての補助金による支援が最終年度となったことから、今までの活動を振り返るとともに、学内外の支援者から忌憚のないご意見を伺う機会として総括シンポジウムを企画し、10月18日に本学国際科学イノベーション棟イノベーションホールにて開催しました。当日は、山極総長をはじめ100名を越える多くの方に参加いただき、思修館に寄せられました叱咤激励に身の引き締まる機会となりました。

第一部(午前)では、プログラムの活動報告のあと、学生の活動報告を行いました。海外武者修行中である4年生を除き、各学年2名ずつ8名の学生が企画し、「探求、京都、フォロワーシップ、Ph.D.」の4つのキーワードに分けた発表を行いました。

 

        ▲寶馨総合生存学館長による挨拶、金村宗総合生存学館准教授による司会進行

        ▲学生の活動報告
         上段左から長沼祥太郎さん、河崎レイチェル慧さん、田中勇伍さん、徐ソウさん
         下段左から孫燁さん、平野実晴さん、関大吉さん、石田菖さん

午後は、第二部として、基調講演とパネルディスカッションを行いました。
まず初めに、本学を代表して山極壽一総長より、本プログラムの経過及び補助金終了や教職員の減という最大の難所を迎えるにあたり、ご理解とご協力をお願いしたいという開会挨拶がありました。
続いて、文部科学省高等教育局三浦和幸大学振興課長より、来賓挨拶としてリーディングプログラム誕生の経緯や思修館への強い期待が述べられました。

 

        ▲左から山極総長による開会挨拶、三浦文部科学省高等教育局大学振興課長による来賓挨拶

第二部(午後)では、3人の方々に基調講演をお願いしました。
① 大学を代表して、リーディングプログラムの責任者である北野正雄教育担当理事・副学長
② プログラム履修生としてこの3月に修了し、付記型学位を授与され、外務省に就職した白石晃將氏
③ 思修館への変わらぬご支援をいただいているDMG森精機株式会社 森雅彦代表取締役社長
それぞれの立場から、大変有益な講演をいただきました。

  

        ▲基調講演(左から北野理事・副学長、森DMG森精機株式会社代表取締役社長、白石氏(プログラム修了生))

引き続き行われたパネルディスカッションでは、池田裕一総合生存学館副学館長がモデレーターを務め、5人のパネリストに登壇いただきました。
① 海外展開という立場から、アメリカのS&R財団理事長であり、本学卒業者でもある久能祐子理事長
② 思修館の外部評価委員会委員長という立場から、有本建男 政策科学研究院大学教授
③ 思修館のプログラムオフィサーという立場から、岩澤康裕 電気通信大学教授
④ 本学館支援者でもあり、企業という立場から、中村和男 シミックホールディングス株式会社代表取締役CEO
⑤ 国連機関との連携という立場から、ンブリ・チャールズ・ボリコ FAO駐日事務所長

  

        ▲左から池田総合生存学館副学館長、久能S&R財団理事長、有本政策科学研究院大学教授

  

        ▲左から岩澤電気通信大学教授、中村シミックホールディングス株式会社代表取締役CEO、ボリコFAO駐日事務所長

まずパネリストの方には、 (1) グローバルリーダーの育成のための国際教育について、(2) 総合生存学の研究について、(3) 京都大学の大学院改革と思修館の試みについて、という3つのサブテーマの中から選んでいただいたテーマに沿ってお話いただきました。その後、フロアからの質問や意見を挟み、時間を超過して活発な議論が続けられました。

 

        ▲パネルディスカッションの様子

最後に、川井秀一プログラムコーディネーターが思修館プログラムの総括ステートメントを読み上げ、参加いただいた方々全員の拍手で賛同いただき、総括シンポジウムを終了しました。

 

        ▲左から川井プログラムコーディネーター、第2回思修館の集いにおける山極総長との歓談の様子

夕刻からは、場所をホワイエに移し、第2回思修館の集いを開催しました。
まず、思修館に多大なる支援をいただいておりました船井電機株式会社前会長である故船井哲良氏のご逝去を悼み、参加者全員による黙祷を奉げました。
湊長博理事・副学長による開会挨拶及び乾杯の発声によって始まった集いでは、あちらこちらで歓談の輪が広がり、総括シンポジウムの議論が続いている輪もありました。

  

        ▲左から湊理事・副学長による開会挨拶及び乾杯の発声、
         望月東京中小企業投資育成株式会社代表取締役社長及び藤原株式会社ブロードバンドタワー代表取締役会長兼社長CEOの挨拶

参加者を代表して、株式会社ブロードバンドタワー藤原洋代表取締役会長兼社長CEO及び東京中小企業投資育成株式会社望月春文代表取締役社長から、大学時代の思い出や思修館を強くバックアップするといった力強いコメントが寄せられました。
最後に、北野理事・副学長より、思修館に対する叱咤激励の閉会挨拶があり、お開きとなりました。

 


当日のProceedingsは<こちら>をご覧ください。