▲全体の様子

        ▼頬に日焼け止めやファンデーションの役割を果たすタナカを塗ってプレゼン

 

概要説明。3つの村と、CORE roads。▲        

        ▼質疑応答。一年後現地に赴く1年生から。


 

2017年9月26日(火)、京都大学東一条館大講義室にて、ミャンマーにおける24日間の海外サービスラーニングを無事終了した2年生が、ミャンマーの民族衣装である「ロンジー」を身にまとい、報告会を行いました。
 
海外サービスラーニングとは、当学館の学生が、2年次の必修科目として、おおよそ3週間ほど、異なる文化・社会習慣を持つ途上国に派遣され、様々な支援活動が行われている現場において、調査などの活動をボランティアで実践するプログラムです。これにより学生は、国際社会の多様な構造とそれに関連した人々の環境などについての理解を深め、グローバルリーダーとしての在り方などについて学びます。
 
学生は出発までに勉強会を重ねて事前準備をした上で派遣され、帰国後は、報告書作成と発表会を通じて個別体験の共有化を図ります。さらに、リーダーとしての判断と行動に係る知恵を修得することで、国際性を獲得する第一歩を踏み出し、学生が専門分野を社会で役立てる実効的方策について自ら熟考する機会を得ることを目的としています。
 
これを体現するために、今年度も昨年度に引き続き、NPO法人「道普請人」、JICA、ヤンゴン工科大学、イエジン農業大学、ヤンゴン大学等に協力いただき、ミャンマーにおけるプログラムを実施しました。
 
プログラムは、我が国の技術協力が実施されているヤンゴン工科大学やイエジン農業大学を含むJICAプロジェクトの視察、NPO法人 道普請人によって建設された村落道路のインパクト調査、イエジン農業大学及びヤンゴン大学におけるセミナーやワークショップの開催といった内容で構成されています。
 
村落における調査は、同NPO法人が独自の技術である土嚢を活用して建設した村落道路の周辺村落であるZay Kone(ゼイ コン)村、Ta Loat Pin(タ ロッ ピン)村、Kan Oo(カンウー)村において、主に戸別訪問によるインタビューによって、当該道路のインパクトについて調査したものです。
 
昨年度の調査結果にも基づき、事前に相応の準備はしていたものの、やはり実際の現地の実情は、準備していたものでは十分対応できず、学生たちは夜遅くまで議論し、調査内容等を練り直しました。
 
また、今年度はイエジン農業大学の学生も村落調査に参加し、調査終了後の同大学におけるワークショップでは、調査結果も踏まえ、ミャンマーの村落開発をテーマにし、お互い熱心に議論することができました。
 
この他、途上国で活躍するJICA専門家との交流会、調査村落における村民へのお礼の気持ちを込めた主に子供たちを対象にした村での交流会の企画開催、ヤンゴン大学での異なる文化・知見の共有を目的としたリーダーシップをテーマにしたワークショップの開催と、盛り沢山なプログラムでした。
 
本プログラムでは、専門分野、知識、バックグラウンド等の異なる学生同士が、異なる環境、文化、習慣をもつ途上国において、途上国の人々と交流しながら、一体となって一つの目的を達成するという、貴重な体験をし、あらためて総合生存学について深く考察できたと思います。