レポート 2016年度海外武者修行(6)
海外武者修行として、4年次に8ヶ月程度国際機関等へのインターンシップを実施しています。
世界視点での自らの位置取りと意識の改革に加えて、国際的リーダーとしての意識と責任感及び突破力を一体的に育成することを目的としています。
2016年度の海外武者修行から帰国した、学生を一人ずつご紹介します。
プロフィール
名 前 :李 善姫
学 年 :5年次
専 門 :総合生存学/有機化学
機 関 :世界知的所有権機関 (Global Challenges Division, World Intellectual Property Organization)
派遣国 :ジュネーブ、スイス
派遣期間:12か月(2016年5月1日~2017年4月30日)
海外武者修行はいかがでしたか?業務内容を詳しく教えてください。
私は国際連合の知的財産専門機関である世界知的所有権機関でインターンシップを行ってきました。一年間主にWIPO GREEN、WIPO Re:Searchというプロジェクトに関わり、知的財産を出発点とした官民パートナーシップを通じて、気候変動問題やほかの環境問題、および国際保健医療問題の解決に取り組みました。大学院で行った基礎的な研究にとどまらず、環境問題と国際保健医療問題において基礎研究を含む知的財産のあり方について考える良いきっかけになったと思います。
印象に残っている出来事は何ですか?
国際機関ならではのことだと思いますが、様々なバックグラウンドを持つ優秀な方々が多いので多様な文化に触れることができます。11人ほどの部署でしたが、同僚の中にはエチオピア人、ガーナ人、スイス人、ドイツ人、アメリカ人、トルコ人、インド人、イギリス人、フランス人がいました。異なる国の文化について勉強できる良い機会であったと感じています。
海外武者修行に関してアピールしたいポイントを教えてください。
多くの国際機関がジュネーブに本部を置いているため、仕事のほかに様々な機関が企画している関連イベントや活動に参加することも可能ですので、非常に充実した日々を過ごすことができます。仕事では、研究機関、大学、企業、NGOなどと連携して課題の解決に取り組みまして、多様な視点から物事を考えるスキルが身についたと思います。
@WIPO Conference Room
DG Dr. Francis Gurry speaking at WHO-WIPO-WTO Trilateral Symposium @WIPO
Peacock in UNOG
WIPO ReSearch Side Event at 69th World Health Assembly @UNOG