海外武者修行として、思修館プログラムの4年目に8ヶ月程度国際機関等へのインターンシップを実施しています。
世界視点での自らの位置取りと意識の改革に加えて、国際的リーダーとしての意識と責任感及び突破力を一体的に育成することを目的としています。

プロフィール
名 前 :白石 晃將
所 属 :京都大学大学院農学研究科応用生命科学専攻博士後期課程2年生(思修館プログラム1期生)
専 攻 :微生物学
機 関 :国際連合食糧農業機関(FAO)、Food Safety and Quality Unit(AGDF)
派遣国 :イタリア、ローマ
派遣期間:12か月(2015年3月23日~2016年2月28日)
 
海外武者修行はいかがでしたか?業務内容を詳しく教えてください。
「遺伝子組換え食品の安全性」に関するデータベースの管理とそれに関わる資料作成、会議運営が主な仕事です。ルーティンワークとして、加盟国の専門官と電話・スカイプ会議をし、各国の関連情報を集めるとともに、共有されるデータの解析を行いました。FAO/UNEP/OECDの3機関合同の会議運営は、それぞれの機関の目的、得たい成果を調整することに難しさを感じるとともに、異なる機関の専門官と議論し新たな視点を得ることのできる喜びを感じました。インターンとはいえ、着手した仕事はどれも責任感が大きく、ハイクオリティなアウトプットが期待されるものばかりで、刺激的な毎日を過ごしました。
 
印象に残っている出来事は何ですか?
2015年7月にスイス・ジュネーブで開催された第38回コーデックス委員会にて、遺伝子組換え食品の安全性に関するミーティングをオーガナイズしたことです。国際食品規格の策定を行うハイレベルな場で世界各国から集まる専門官を集めた会議運営を任せていただき、会議内容の決定、スピーカーの選定から、当日の議事録取り、会議レポートの作成に至るまで多くの事を行いました。幼少時代、社会の教科書で見ていた場に自分が参加し、会議を運営するあの興奮は忘れられません。あの場に専門官として戻りたい、そう思いました。
 
海外武者修行に関してアピールしたいポイントを教えてください。
海外武者修行は5年間のプログラムの中でも最も重要なものであると思います。1~3年次に習得した専門知識と幅広い知見をベースに、国際的な場でクオリティの高いアウトプットをどのように出すのか。高度な知識を有する専門官との議論をどのように進めるのか。非常に多くの事を学ぶことができました。また、自身の専攻する自然科学が世界の中でどのように制御され、調整されるのか。目で見て実感できるとてつもなく貴重な経験となりました。
 
最後にメッセージをお願いします!
必ず、近い将来またあの舞台で活躍します!
一年間のインターンをサポートしてくださった京都大学、並びにその機会を与えてくれたFAOに深く感謝しております。ありがとうございました。


オーガナイズ予定のシンポジウムに関する会議
 

インターンシップ報告会後、部署の同僚と
 

加盟国の専門官と電話での議論の様子
 

部署の同年代とエチオピアルーム前にて
 

同室の同僚と