思修館国際セミナーを開催しました。
▲講演「南アフリカの歴史と社会的正義」
▼川井秀一総合生存学館長の挨拶
アナント・シン氏▲
▼質疑応答の様子
ドリンクを飲みながらのフリートーク▲
▼参加者一人ひとりと握手
学生が積極的にシン氏に話しかけている様子▲
世界経済フォーラムクリスタルアワード受賞者を招いたスポーツ・文化・ワールド・フォーラム(文部科学省主催、京都府・京都市等共催)のために
京都に来られた機会を利用し、南アフリカ共和国ご出身の映画監督・プロデューサーであるアナント・シン氏を招聘し、
思修館国際セミナーを10月18日(火)18時から思修館ホールにて開催しました。
シン氏は、多くの社会派映画を作製し、社会に対してメッセージを発信し続けています。
今回の講演では、「南アフリカの歴史と社会的正義」というタイトルのもと、
南アフリカ共和国の元大統領、ネルソン・マンデラ氏の自伝を映画化した「マンデラ」の製作に至るまでの過程、
ご自身の経験や歴史的観点から同国の社会的矛盾について講演いただきました。
質疑応答では、同国に生まれたインド人3世としてのアイデンティティについてもお話いただき、同氏の真髄となる思考の形成についても示唆されました。
また、シン氏は、一国が抱える問題の大半は、多くの国が抱えている共通した社会問題であり、こうした問題をどう捉え、
対処していくのか関心を持ち続けることがいかに重要であるかを指摘されました。
講演を通じて、マンデラ大統領の偉業やリーダー像を再認識すると同時に、確固たる信念を持って社会に対してメッセージを発信し続けるシン氏の姿は、
グローバル課題解決に取り組む学生にとっては強い刺激になったと思われます。
講演終了後は場所を移し、ドリンクを飲みながらフリートークを行いました。
参加した学生たちは積極的にシン氏に話しかけ、帰られる時間になっても話は尽きず、
シン氏は参加者1人ひとりに握手をし、感謝の言葉を述べて会場を後にされました。