学びの特色

● 幅広い分野の研究者との協働的な学び

分野横断研究を実践する複数指導教員制度と複合型研究会

様々な分野の基礎を習得し、より広い視野から課題解決の方法論を研究することができるように、専任教員をはじめ、学内他研究科及び研究所の教員からの協力を得て、複数の指導教員体制を構築し、学生の教育研究を支えます。入学が決まると、学生に希望や専門分野を考慮してまず一人の指導教員が決まり、その指導教員と相談しながら、必要に応じて他研究科等の研究指導委託教員等を決めて行きます。
また総合生存学館には様々な社会課題に対応した分野横断型の複合型研究会がいくつも作られています。一つの研究室に所属する通常の研究科と違い、学生は自らの関心に応じて複数の研究会に所属し、指導教員以外にも様々な教員や異分野の学生との交流を通じて幅広い学びを得ることができます。
学生には、進級・修了要件として半期6回以上の出席と3回以上の発表が求められます。

● 国内外のトップリーダーとの挑戦的な学び

産官連携特別セミナー「熟議」

社会の様々なセクターで活躍しているトップリーダーと徹底的な議論を行うセミナーです。実社会の様々な課題に関するディベートなどを行うことにより、問題意識の育成と深掘りを行うとともに、実社会で必要となる多角的な視野、論理的思考力、コミュニケーション能力などの向上を図ります。
国際機関、行政機関、企業、NGOなど様々な分野からのトップリーダーを招へいします。

> 熟議講師一覧(リンク)

国際教育セミナー

国連・国際機関、政府関係機関等において活躍するトップリーダーを招へいし、講演いただきます。学生は、講義や対話を通じて、グローバル・キャリアを構築していくために必要となる知識やスキル等を、理解・習得します。

● 真のグローバルリーダーを目指し、悩み、苦しみ、殻を破るリアルな学び

武者修行・PBR 「社会実践コース」

社会課題が生じている現場で実践的に活用できる知識と経験を習得するため、3~5年次に「武者修行」と称して国際実践活動に取りくみます。世界視点での自らの位置を見定め、国際的リーダーとしての意識と責任感及び突破力を一体的に育成することを目的としています。また国際的に通用する総合力、社会性の育成、リーダーシップ能力の増進を図ります。
武者修行の派遣先は、国際機関や企業等、個々の学生が自らの関心に合わせて希望する機関を探し、指導教員や学館のサポートのもと、インターンシップ受入れの交渉等を行います。指導教員は派遣先の選択や受け入れの交渉の支援だけでなく、派遣中もメールやインターネット会議等で日常的に連絡を取り、必要に応じて現地訪問指導を行うこともあります。派遣のためのファンディングを自ら獲得することが奨励されますが、それが獲得できない場合は学館からも渡航費と一定の滞在費の補助があります。
これまでの派遣先の例には、国連やIEA、OECD等の国際機関、企業、NGOなどがあります。原則は海外の機関ですが、留学生に関しては日本国内での武者修行が認められることがあります。

3MT(Three Minute Thesis)

1枚の研究コンセプト図をもとに、3分間の限られた時間内で自身の研究のビジョンと魅力を分かりやすく伝える研究発表コンテスト、THREE MINUTES THESISを行います。上位3名は表彰され、その後の研究活動に対し一定の経済支援が受けられます。3MTは審査を含め学生主体で行われ、コミュニケーション力、アピール力の向上や、多角的な視野の獲得を目指します。