合宿型研修施設
グローバルリーダーに求められる異文化社会におけるリーダーシップ力を育成するために、学生同士が昼夜を分かたず切磋琢磨しながら、高い目標を達成し得る柔軟な力を培うための環境が不可欠です。
本学伝統の対話型高等教育研究を実施するため、学生が研究と学習に集中できる日常生活の場として、また熟議や講義のための場として整備しているのが、総合生存学館(思修館)独自の教育環境である合宿型研修施設です。研究と学習に集中できるよう、施設・設備面で様々な配慮を行うとともに、専任教員がメンターとして滞在し、日常生活のケアや課外活動を行うなど、学生の心技体の鍛錬にも力を入れています。
思修館の学生はこの合宿型研修施設に入り、異文化および異分野出身の学生と5年間にわたる共同生活を送る中で、交流と対話を通して互いに研鑽を重ねていきます。
合宿型研修施設は、京都大学吉田キャンパス内(医学部キャンパスの端)に第一研修施設「廣志房(こうしぼう)」と第二研修施設「船哲房(せんてつぼう)」、平成27年2月末から稼働している新しい施設、総合生存学館本館・京都大学東一条館(旧左京区役所跡地)の三階に第三研修施設、以上3施設を現在運用しています。廣志房には25年4月より、船哲房には平成26年7月より、学生が入居しています。
施設内にはたくさんの芸術作品も収蔵され、日本文化の中心都市「京都」に培われ受け継がれてきた多様な芸術と伝統を日々の暮らしの息吹に感じて、思索と学習に挑む環境を創り上げました。
また、思修館学生は、日中の研究教育活動の拠点として主に、総合生存学館本館として新しく建築された京都大学東一条館を利用しますが、京都大学の附属図書館や各部局の教育研究設備・資料はもちろん、廣志房のすぐ南にある橘会館もセミナー等開催場所として利用できます。
東一条館は総合生存学館教育研究施設として、最新の講義システムやweb会議システムなどを備えた講義室・セミナー室・教員室や、図書コーナーやディスカッションスペースを備えた自習室(ラーニング・コモンズ)、コミュニケーション・スペースなどを有し、研究・教育の場として、また学生同士・学生と教員の討論や交流の場として整備しています。
船哲房
1階
2階
3階
4階