第3期受講生インタビュー ⑧ | 京都大学ELP
京都大学エグゼクティブリーダーシッププログラム

第3期受講生インタビュー ⑧

ELPs受講生Interview

2017年12月9日 化学 管理職

粟野 プログラムの中で特に印象に残った講義を教えてください。

受講生 2つあります。1つは松本先生の講義です。受講生の中でも評価は分かれると思いますが、僕はすごく重たい講義だと思いました。もう1つは川上先生の講義です。川上先生は誰も考えつかないようなことを実現されておりとてもインパクトがありました。

粟野 松本先生の講義を“重たい”と表現されていますが。

受講生 先ず100年後を予測するなんて今までやったことがありません。やってみろと言われても簡単にできません。しかし1901年に未来社会の予測が日本でも既に行われており、その結果も講義で紹介いただきました。その未来像を見ると、夢があったし、希望もあった。しかし、現在、同じように未来予測をするとネガティブなものが多いです。僕たちは、何よりも先ず良い未来のイメージを持たなければいけないと思いまいしたね。


粟野 川上先生はインパクトがあったとのことですが、具体的にどんなところでしょうか。

受講生 話を聞いてすごいと思いましたね。病気の予防に活かせるビッグデータを集めて分析し、医療費の削減に貢献されている。まさに日本が直面する困難な課題の解決に向け研究活動をされる真摯な姿に感銘を受けました。

粟野 全体のプログラムを見ていかがでしょうか。

受講生 分野の幅が広くて講義についていくことが苦しかったです(笑)

僕は理系出身ということもあり、今までは自身の技術分野に以外に接する機会が少なかったですが、ELPに入ることで芸術や哲学、天文学など新たな分野に触れることができ知識が広がりました。

粟野 ご自身のお仕事に繋がることはありましたか?

受講生 考え続けないといけないことを学んだことが大きいです。私自身、今まであまり深く考えられていませんでした。好きな分野の本を読んだり、勉強したりはしますが、それ以外の分野は避けていました。結果、視野は狭いままで、世界も広がることもありません。ELPで幅広い分野を学び、そのことについて考え続けることで、視野が広がり知識の幅を広げることができました。
また、新たにやりたいことができました。松本先生の講義にあった「100年後の未来」をテーマにして、社内で勉強会を開きたいと考えています。そして、社内の皆の考えていることをまとめていきたいと思います。

粟野 興味深い取り組みですね。それでは、最後にこれからELPに参加される方にメッセージをいただけますか?

受講生 ELPでは、視野を広く持ち、一方で深く考えていただきたいと思っています。世界は広いので色々なところに興味を持ってほしいですね。それと、ELPには様々な受講生が集まります。技術系の人以外にも金融や公務員の方もいました。役職の幅も広く、20代の若手から事業部長や役員の方までいます。中には、研究室にこもって実験されている研究職の方もいました。色々な人から話が聞け、色々な考え方を知ることができ本当に充実した期間でした。是非皆さんもELPでの時間を楽しんでください。

粟野 今後もELP倶楽部を通じて繋がりを深めていっていただきたいと思っています。更にモデレーターとしても是非ご参加ください。本日は貴重なお話しありがとうございました。

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