HOME >  大学院生紹介 >  長島 瑠子

Graduate student referral

長島 瑠子 / 2016年入学生

所属 総合生存学館
専門 総合生存学(科学コミュニケーション論)
研究室

思修館での学びを通じて

「強く生きる力を得る」

これは、入学直後にこのページで意気込みとして使わせて頂いた言葉です。多種多様な学生、先生方とのかかわりを通して、多様な価値観や思考との触れ合い共存しつつ、しっかりとした自分の芯を持つ、ということを志して書かせて頂きました。

入学以来、大小数多の壁に激突し、其れなりに挫折も味わってきましたが、得た物も数えきれないほど。通常の研究を主とした専攻では出来得なかったであろう成長をしたと、現代社会を生き抜く「強さ」を、身に着けつつある、と。自負しております。

研究内容

学部並びに1年次の間、生物学・医科学を学び、その専門の道に入ってからふと振り返って気付いたこと。それが、「社会と学術・科学技術との距離」です。

科学技術が高度に発達し日常生活へ溶け込んでいる現代社会において、「科学に問うことは出来るが、科学によってのみでは答えることのできない問題」は多数存在しています。 例えば、遺伝子診断。遺伝子診断によって、何を知ることが出来るのか、結果から何が読み取れるのか、ということは科学技術によって答えることの出来る問題です。 しかし、診断を受けるのかどうか、診断結果を踏まえてどのように行動するのか、ということは、倫理や価値観を含めた個人の選択の問題でしょう。 他にも財政や行政など、様々な問題が複雑に絡み合っていて、「科学的な側面」のみで解決できる問題ではありません。 こういったトランス・サイエンス的な問題を前にしたとき、様々な立ち位置にいる多様な人々がしっかり議論を重ねて、状況を踏まえてbetterな道を探すしかありません。 結果として、科学を専門としない立場の人々にも、ある程度の科学的素養、所謂「科学リテラシー」が必要だと言われるようになりました。

しかし、現実は如何なものでしょうか?日本は科学技術立国と言われていますが、その実科学に関する興味関心が高いと言えるのでしょうか? 科学・学術と社会との仲を取り持つことが期待された科学コミュニケーション活動も、実際のところ、科学に対して興味関心をあまりお持ちでない人々には届いていません。

その為、私は現在、科学コミュニケーション活動が本当にアクセスしたい方たちへアクセスする為に、科学コミュニケーション活動が出来る事は何か、を考え、研究をしています。