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Graduate student referral

横山 泰三 / 2013年入学生

所属 総合生存学館
専門 哲学
研究室 思修館プログラム(指導教員:藤田正勝

思修館での学びを通じて

グローバル化が進展する世界にあって、複合的な視野でアプローチしなければ解決できない社会的課題、世界的課題が私達の「生存」を脅かしていることを実感しています。狭い分野の専門家、限られた範囲の社会経験ではなく、総合的な知を駆使して具体的に実践と行動を起こし社会的影響(ソーシャル・インパクト)を与える、「結果」を出す能力が要求されていると思います。思修館はそういった問題意識をもっている私達にとって、日本で唯一と言ってもいい先駆的な研究環境です。仲間や先生と昼夜を問わないディスカッションができる環境、そして「社会的実装」という表現に代表されるような、机上の議論だけではない社会人基礎力や実現力を養ってリーダー人材への成長を遂げることができます。  個人的には、私と同じような社会人経験者の方にもどんどんこの思修館に加わっていただいて、共に切磋琢磨して下さることを希望しています。

研究内容

私は日本の哲学者、西田幾多郎の哲学、通称、西田哲学とその学派である京都学派の哲学の応用研究をしています。 私は大学を卒業後、サラリーマン勤務を経験して後にNPO法人の理事として社会起業しました。若者の貧困問題など社会的な課題を解決する経験において、自分が学生時代に学んだ哲学が重要な役割を果たし、その応用の可能性を実感しました。現在は、西田哲学に基づいた組織論、教育論を研究しています。特に疾患や障がいなど様々な困難を抱えた市民が自主的に組織を形成する自助(セルフ・ヘルプ)グループや市民活動グループの組織形成から国家同士の共同体である国連等の国際的な共同体の形成に及ぶまで、人間の歴史における受苦(苦しみ・悲しみ)の経験がいかに人を結びつける役割を果たすか、また社会全体においてそういったグループがどういった役割を担うかについて、西田哲学を土台とした理論を組み立てることに挑戦しています。