Graduate student referral大学院生紹介
岩崎 総則 / プログラム1期生

所属 | 法学研究科 |
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専攻 | 法政理論 |
専門分野 | 政治学(国際政治学) |
研究室 |
思修館での学びを通じて
"Ask not what Shishukan can do for you ― ask what you can do for Shishukan." 私が考える思修館が求める学生とは、まさにこの「ケネディの言葉」のような学生であると思います。思修館は歴史ある京都大学で最も新しい大学院です。入学すれば、これまでの大学院ではなかったようなことがたくさん待っています。誰もこの先何が起きるかわからないというわくわく感が最大の特徴だと思います。今いる学生、教員、職員の皆さんが先駆者として、<思修館>を作り上げるために奮闘している、いきいきとした大学院だと思います。
研究内容
私の対象は1920年代のアメリカの外交です。1920年代は「黄金の20年代」と呼ばれ、アメリカにとって繁栄を極めた時代ですが、同時に繁栄に伴う国内の矛盾なども多くみられる時代でした。そういう時代の特に通貨金融関係の政治学的な分析を試みています。具体的には第一次世界大戦により停止されていたイギリスの金本位制への復帰(再建金本位制の成立、1925年)に向けてのアメリカとイギリスとの間の中央銀行間のやり取りについて人的なやり取りを通じて研究しています。そこから発展して、国際政治経済上の問題として、一般に通貨体制を安定させるための要素について、理論的な考察にも取り組んでいます。