思修館での学びを通じて
思修館では、熟議などのカリキュラムを通して、世界で活躍する方々に出会う機会に恵まれ、また様々な専門分野に精通している先生方やそれぞれの志に向けて精進している仲間に接し、日々刺激を受けています。魅力あふれる方々との出会いが、自分の視野を広げ、自分の活力になっているように感じます。思修館での学びを通して、人との出会いを大切にしながら、物事の本質を見極めることのできる力を身につけていきたいと考えています。
研究内容
近年、世界的にがん患者及びがん死亡者数が急激に増加しており、今後も高齢化社会に伴い罹患率は増加すると推定されています。医療技術の進化した現在においても、難治性のがんや治療法の無いがんがいまだに多く存在しており、がん治療の外科療法・放射線療法・抗がん剤治療の標準的な治療法においても、より効果的な治療法の開発に期待が寄せられています。
私は「がん治療を目指したピロールイミダゾールポリアミドの合成と評価」を研究テーマとし、がん細胞のDNAに対する選択性を高めたピロールイミダゾールポリアミドの合成、およびその遺伝子発現制御についての検討に取り組んでいます。この研究で、がんの要因となる遺伝子を直接ターゲットとする副作用の少ないがん治療薬の開発を目指しています。