京都大学大学院総合生存学館(思修館)

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ニュース 関山教授が「気候変動のビジネスリスク」について講演を行いました。

2024年10月3日、京セラ株式会社にて、関山 健教授が「気候変動のビジネスリスク」と題する講演を行いました。

地球の平均気温は19世紀と比べて1.1℃上昇しており、足元では、もう1.5度近くまで温暖化は進みつつあります。たかだか1.1℃や1.5℃の気温上昇など大したことないと思うかもしれません。しかし、このわずかな平均気温の上昇が、気流や海流の流れを変えたり、大気中の水蒸気を増やしたり、海水の温度や水面を上げたり、北極や南極の氷を溶かしたりと、さまざまな変化を地球に起こし、これらが相互に作用して世界各地の気候に深刻な影響を与えつつあります。

関山教授は講演で、こうした地球温暖化による気象災害や社会混乱がもたらすビジネスリスクとして、豪雨・洪水による損壊被害、猛暑・熱波による労働生産性低下、干ばつ・水不足による農業等への影響などを指摘しました。

(参考)
関山健「気候変動がもたらすビジネスリスク」(公財)日本国際フォーラムHP
https://www.jfir.or.jp/studygroup_article/11220/

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