高橋朝晴(H30年度 修了生)
(JX金属株式会社 経営企画部)

皆さま、ご無沙汰しております。去年京都大学総合生存学館を卒業しました、高橋朝晴です。
ここ最近は、新型コロナウイルスの影響もあり、大変な時期だとは思いますが、皆様が元気に過ごされているといいなと思いながら、近況を報告させていただきます。
 
早いもので、卒業して働き始めてから1年が経ちました。そして今は東京で金属の会社に勤めています。学生時代はアフリカでの教育を研究していた私がなぜ金属の会社にと思われた人も多いと思いますので、まずは簡単に経緯をお話しさせていただきます。きっかけはCEOプログラムという企業と大学が連携してデータサイエンティストを育てることを目的としたインターンシップでした。
 
データサイエンティストと呼べるほどのスキルは持ち合わせていなかったですが、実際の企業の課題やデータにも触れられるし「なんだか面白そう」という理由で参加することにしました。正直インターンを行う前のJX金属の印象は、the 日本企業という(お堅い)イメージだったのですが、中にいる人(インターン中私の周りにいた方々)は思ったことをズバズバ言っており、実際のところはその前年まで武者修行をしていたエチオピアでの職場の雰囲気と似ていました。加えて、アフリカやりたいですと言ったら、いいよと言ってもらえたので、「なんだか面白そう」と思い入社を決めました。
 
現在は経営企画部というところにおり、様々な案件に関わらせてもらっています。本来は、会社としてあるべき姿を描き、現状を理解した上であるべき姿とのギャップを埋めていく作業を様々なプロジェクトを通して行っていく部署です。にも関わらず、「これやりたい、あれやりたい」「なんでダメなんですか、まずは一回試してみるべきじゃないんですか」など、社内に与えるインパクトをあまり考慮しないまま自分の意見を押し付けることが多く、よく上司から怒られていました。
 
正直この一年を通して、「まずやってみよう」とか「面白いことは面白い」となんでみんなもっと素直に反応しないんだろうと思うこともよくありました。その点、困ることは色々あってもあれこれ考えずシンプルに感じた反応をくれるアフリカの人たちみたいになれば、もっと楽しいのになと思ったりもしました。今思い返すと、思修館生にはそういう人(あるがままの素の状態を生きている人)が多かったからこそ居心地がよかったのかもしれません。
 
ただ、同時に何か大きなインパクトを持った想いを実現するためには、「このアイデアを面白いと共感できる人この指とまれスタイル」では難しいということも理解できた一年でした。
 
課題解決において必要な「実践」を本当の意味で実践していけるかが、今後自身にとっても大事になってくるかと思います。「想いを実現していくために、様々な関係者の立場を理解しながら、多種多様な手段を用い調整に努めていくこと」ができるポジションに置いていただいているので、着実に「実践」を積み重ねていけるよう励みたいと思います。
 
振り返りは以上として、ビッグニュースといえば、JX金属と思修館がコラボすることになったことです。従来の産学連携の形と異なり、一つの研究テーマに限定することなく、より大きな枠組みで互いの創造性に触れながら、SDGsをテーマに何か面白いことをしようというのが目的です(しっかりとした目的は広報記事を見ていただければ笑)。
あの連携はなんだったんだと言われないよう、思修館の魅力を引き出し、会社としてもより大きく羽ばたけるよう、「実践」していけたらと思います。
 
最後になりましたが、「歌って踊れる人(素直な反応ができる人)」がアフリカ人だとして、典型的な日本人が「真面目に働ける人」だとしたら、歌って踊れて働ける人が思修館の特徴だと思います(私がきちんと働いているっていうとなんだか怒られそうですが笑)
日本に限定せずに、そういう組織づくり、組織マネージメントに今後も色んな形で関わっていきたいなと思っています。また、みなさんと再会できることを楽しみにしています。
 
2020年4月17日


(写真1)
JX金属のキャラクターのカッパー(Cupper)くん
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(写真2)
ブラジルのアマゾン近くの鉱山を見学した際