京都大学大学院総合生存学館(思修館)

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ニュース 修了生の周敬棠さんが4月よりノバルティスファーマ株式会社にて勤務を開始しました。

今春、総合生存学館から博士3名が誕生しました。
進路や在学中のエピソードなどインタビューしてみました!
今回は、第三弾です!

プロフィール
名前:周敬棠
専門:総合生存学/医薬品化学
進路:ノバルティスファーマ株式会社 サイエンス職
 
なぜこの進路を選びましたか?
私の夢は医薬品を通じて疾患に苦しむ患者さんに貢献することです。貢献の仕方には、アカデミア・研究機関・民間企業を通じたアプローチがある中で、私は民間企業の中でこの夢を達成したいと考えています。 なぜならば、企業体は人的・設備的・資金的なリソースが豊富で、主体的に働くことで自分の夢を大きく達成できると信じているからです。中でも、豊富なパイプラインを持つグローバル企業では、仕事の責任が大きく、スピード感を持って働くことができる点にも魅力を感じています。
 
在学中の思い出深いエピソードを教えてください。
起業を経験したことです。専門分野である創薬研究と、他分野との融合をきっかけに、創薬ベンチャーの起業・経営を5年次に経験しました。その結果、私の視野と仕事の幅が格段に広がりました。このような機会を得ることができたのも、思修館プログラムが専門性だけでなく、それに付随する周辺分野の修得や異分野融合に重きを置いていたからだと感じています。応援してくださった教職員並びに関係者の皆様には心よりお礼申し上げます。【関連記事1】【関連記事2】
 
将来の展望を教えてください。
上記の夢を達成する上で三つの軸を大事にしていきたいです。
①患者さんに貢献する:私が働く上で、最も根源的理由です。
②自分と組織が成長する: 医薬品を創出するという長いプロセスの中で、異なる働き方に挑戦し、自分の仕事の幅を広げ続けたいと考えています。
③自分の働き方を触媒とする:自分の働きを仮に「1」とすると、それだけに留まらせず、様々な人・組織と協働することでインパクトを「10」や「100」に拡張させます。
 
後輩や大学院進学を考えている方へのメッセージをお願いします。
大学院生というのは、やりたい研究を自身の裁量でのびのびと研究を進めることができる存在です。自分で設定した目標を、自分の責任で進めるという点では、学生自身がそれぞれの研究テーマにおけるCEOと言えるかもしれません。興味や関心のある内容を早く見つけて、とことん突き詰めてください。


▲卒業後の本人。
 

▲起業した事業における活動。ファンドに対して、出資による資金調達を試みる会議。
 

▲同時期に博士を取得した同期。

京都大学大学院 総合生存学館

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