京都大学大学院総合生存学館(思修館)

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遊聞会便り(第3号)

キーリー アレクサンダー竜太(H29年度修了生)
世界銀行東京防災ハブ(コンサルタント – スペシャリスト)
九州大学大学院工学研究院 環境社会部門・都市システム工学講座(非常勤研究員)
糸島小水力発電㈱(代表取締役)

2018年3月に京都大学総合生存学館(思修館)の博士課程を修了し、4月より地元である福岡は糸島に拠点を移しました。
現在は、世界銀行東京防災ハブでのコンサルタントとしての勤務、九州大学大学院工学研究院環境社会部門・都市システム工学講座での非常勤研究員としての勤務、そして2016年より取り組んでいる地元福岡での小水力発電事業の実施に引き続き取り組んでいます。
 
世界銀行東京防災ハブでは、今後の国際機関等のプロジェクトへの適応を見据えた防災の知見の集積を行っています。先日都市洪水×防災関連のプロジェクトで、水×国際法の専門家として活動している同期の平野に意見をもらう等、早速Issue focusedな研究者の強みというものを感じています。
九州大学では、非常勤研究員としてエネルギー市場に関する研究をメインとし、パーサ・ダスグプタ、ケネス・アロー、馬奈木教授等によって主導されているInclusive Wealth Index関連の研究にも携わっており、引き続き刺激的かつ面白い研究環境に身をおけています。
地元福岡での小水力発電事業も、様々な方のサポートもあり、今年度秋の工事着工に向けて着実に進められています。
 
この実業、国際機関、研究という3つのピースは、うまく重なればとても高い相乗効果を発揮するということを感じています。しかしそのためにはしっかりとした芯と思いがなければいけないと思います。しっかりとした芯を3つのピースに通して、これからも丁寧に、楽しみながら大海原を漕ぎ続けたいと思います。
 
帰り道、地元の海に落ちる夕日は仕事終わりの一番のご褒美です。
 
2018年06月18日

▲世界銀行Tokyo DRM Hubにて。
 

▲九州大学馬奈木研にて。
 

▲糸島の海に落ちる夕日。
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