ニュース 休学して外務省専門調査員として活躍している夫津木廣大さんが、滞在しているエジプトでの近況を語ってくれました。
プロフィール
名前 :夫津木 廣大
専門 :総合生存学 / 緊急人道支援
派遣国 :エジプト
派遣期間 :2017年10月~
僕は10月末より思修館を2年間休学し、外務省専門調査員として在エジプト日本大使館で勤務しています。業務内容としては、エジプト政治・経済の動向の把握や関係する国際機関との折衝、各種会合・イベントへの参加などです。(詳細は、大人の事情により割愛)
「大学院での研究トピックは緊急人道支援です」と言うと、「支援活動がないエジプトをなぜ選んだの?」と聞かれるわけです。しかし、僕の研究テーマである「なぜ必要としている人に支援が届かないのか」に答えるためには、人道危機や支援活動それだけに注目するのではなく、人道危機の背景をなす国際レベルの政治・経済の動きを分析する必要があります。今までの研究活動で培った人道危機に関する「専門知識」にプラスして、より大きな政治・経済の動きを分析する視点を養うために、アラブの大国たるエジプトにやってきました。
すべてが慣れない状況でまだまだ、仕事で得た知見を研究に咀嚼するには程遠く感じております。しかし、「専門知識」だけに埋没しない「知」を担うような、思修館の名に恥じぬ人材となるべく日々精進して参ります。
大使館内の画像は、大人の事情で撮影できなかったので、エジプトの風景をお楽しみください。
▲ピラミッドとスフィンクスと僕。
▲ピラミッドと対峙しました。
▲観光地のお土産屋さん通り。