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本講義の目的は、欧州のダイナミクスだけでなくグローバルな社会変革を理解するために、欧州統合の過程やプロジェクトのさまざまな側面を解きほぐすことにあります。特に、変革のダイナミクスに関係する経済、政治、文化の3つの側面に着目して、伝統的な形態における地域統合の限界を理解し、EUの将来を描くことを試みます。さらに、ワークショップでは、問題定義の役割、政策検討における根拠について多くの文献を提示し、現代的な社会変革について課題検討に取り組む機会を学生に提供します。

 

開催日 2017年02月15日 水曜日 〜 2017年02月17日 金曜日
開催地 京都大学東一条館(2階) 大講義室 [アクセス]
対象 京都大学の大学院生、学部生、研究者
講義 ゲスト講師
ジョン・クローリー博士(国際連合教育科学文化機関 ユネスコ)
時間
第1日目: 2月15日(水曜日)10時30分~12時00分、13時30分~15時00分、15時30分~17時00分
第2日目: 2月16日(木曜日)10時30分~12時00分
政治的・経済的な統合についての欧州連合(EU)の経験は、地域統合のモデル他の地域のテンプレートとみなされています。実際に多くの点において、国際法を通じて平和、移住の自由、政策協力の主な目的を達成してきました。しかしながら、近年、英国の国民投票でEU離脱が支持され、経済統合は達成が困難となり、政治的な結束は人道的危機を乗り切れず、強い指導力は見られないために、 EUは危機的状況にあると考えられています。これら2つの見方は、いずれもある程度は正しいかと思われます。本講義の目的は、欧州のダイナミクスだけでなくグローバルな社会変革を理解するために、欧州統合の過程やプロジェクトのさまざまな側面を解きほぐすことにあります。特に、変革のダイナミクスに関係する経済、政治、文化の3つの側面に着目して、伝統的な形態における地域統合の限界を理解し、EUの将来を描くことを試みます。さらに、現代的な変革のダイナミクスが世界の他地域においてどのように機能するのかを明らかにしたいと考えています。
根拠提供に基づく
政策立案ワークショップ
時間
第2日目: 2月16日(木)13時30分~15時00分、15時30分~17時00分
第3日目: 2月17日(金)10時30分~12時00分、13時30分~15時00分(ワークショップの結果発表)
多くの意欲的な政策プロジェクトと同じように、EUは現実の根拠を提示できない構想(ビジョン)を提示しています。しかし、EUで取り組んできた経済統合による平和の創造維持は、従来いかなる形でも達成できなかった際立ったプロジェクトです。構想や理想は、政治における共通のものですが、最も具体的な課題は異なる形態をとります。政策は、正確に定義された「問題」について「解決策」を提供し、その主張は関連する証拠によって判断されるものと考えられます。しかし、「証拠」とは何であるのか? 「関連性」をどのようにとらえるのか? 「問題」の意味を本当に理解しているのか? 政策立案のためにさまざまに異なる根拠をどのように組み立てるのか? このワークショップでは、現在の欧州の課題に関係する四つの例: 財政規律、移民抑制、福祉改革、研究・イノベーションを用いて、問題定義の役割、政策検討における根拠について多くの文献を提示します。さらに、文献や分析手法に加えて、現代的な社会変革について課題検討に取り組む機会を学生に提供します。
使用言語 英語
参加費 無料
申し込み 件名を「総合生存学集中セミナー参加」とし、以下の必要事項を明記のうえ、メールにてお申し込みください。
必要事項
・氏名
・所属
・連絡先(できれば)
申し込み先
E-mail: gsais-kyomu*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
申し込み締切日 2017年02月13日 月曜日
問い合わせ 総合生存学館(思修館)
E-mail: gsais-kyomu*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp (*を@に変えてください)
その他 本セミナーは、科研費基盤研究(C) No. 26350422(2014-16)「持続的・安定的な成長のためのグローバル社会の相互依存関係性の解明」の助成を受けたものです。