大学院総合生存学館(思修館)が4年目を迎えました。
学館長 川井秀一
総合生存学館は、平成25年春に設置以来丸3年が経ち、4年目を迎えました。24年度からのリーデ-ディングプログラム履修生を含めると、1年生から5年生までが揃い、来年3月には修了生を送り出しますので、ようやく5年一貫の教育カリキュラムが一巡して、実質化されるということになろうかと思います。
昨年を振り返ると、春桜咲く頃に東一条館へ引っ越し、学館3期生を迎えました。また、NHK-ETVテレビ放映で思修館の取り組みが紹介され、5月からは産官の将来のリーダー候補を集めた「京都大学ELP by思修館」講義を実施しました。夏には「総合生存学-グローバルリーダのために-」を京都大学学術出版会より刊行、2年生が海外インターンシップとしてバングラデシュでの農村開発に係わる体系的・組織的な実地調査を行い、大きな成果を挙げました。秋には第4回国際シンポジウムを開催、エネルギーの将来展望について議論し、冬にはグローバル課題を柱に5つの複合型研究会を起ち上げました。
今年度も引き続き、「総合生存学」という新たな学術の枠組み作りとこれを基盤にした教育体系のもとで次世代型リーダー育成という目標に取り組みます。引き続きご支援、ご協力を賜りますよう御願いいたします。