東一条館アート⑦
最終更新日: 2016-02-09
東一条館では9点の美術品を展示しています。
東一条館の完成時に、Art Meets Peopleさんから美術品を寄贈していただきました。
日本文化の中心都市「京都」に培われ受け継がれてきた
多様な芸術と伝統を日々の暮らしの息吹に感じて、思索と学習に励む環境を創り上げるためです。
第七回目にご紹介するのは
東一条館の学館長室で展示されている作品です。
「雲湧く」
2011年
染色作品
H 60 cm × W 100 cm
中井貞次 染色家
日本芸術院会員、日展顧問、現代工芸美術家協会常務理事
京都市立芸術大学名誉教授、京都工芸美術科協会顧問
1932年 京都に生まれる
1953年 日展初入選
1956年 京都市立美術大学工芸科専攻科(染織専攻)修了 修了制作買上
1969年 日展特選 [集積]
1974年 文化庁在外研究員として1年間ヨーロッパへ美術研修
1977年 京都市立大学美術学部デザイン科教授、日展特選 [間の実在]
1981年 ろう染の源流と現代(サントリー美術館/東京)、日展審査員 以降十回
1983年 現代工芸美術科協会常務理事
1986年 日独合同染織展 記念講演(カッセル総合大学K18ホール)
以後ドイツ、イギリス、の展覧会に数回出品。日展評議員
1990年 日展文部大臣賞 [巨木積雪]
1993年 日本芸術院賞 [原生雨林] 日展理事
1995年 京都府企画[中井貞次展] (京都府文化芸術会館)
1996年 京都府文化功労賞 中井貞次退官記念展
1998年 紺綬褒章
2008年 京都工芸美術作家協会理事長、日本芸術院会員
2012年 日展京都会長、「傘寿記念・中井貞次作品集」求龍堂より出版
2013年 京都府文化賞特別功労賞、紺綬褒章
その他企画展等出品多数
日本の現代染色工芸界の第一人者である。
独自の浸染技法を用いた藍染めを基調に透明度の高い色彩を生み出し、
その創造力あふれる作風で現代染色作家として活躍する。