東一条館アート①
最終更新日: 2016-02-09
東一条館では9点の美術品を展示しています。
東一条館の完成時に、Art Meets Peopleさんから美術品を寄贈していただきました。
日本文化の中心都市「京都」に培われ受け継がれてきた
多様な芸術と伝統を日々の暮らしの息吹に感じて、思索と学習に励む環境を創り上げるためです。
第一回目にご紹介するのは
東一条館の建物に入る前、玄関アプローチの展示作品です。
「空(くう)にかける階段 ’14 ー Ⅳ」
2014年
御影石 彫刻
H 1980 cm × W 650 cm × D 1340 cm
富樫 実 彫刻家
行動美術協会会員、日本美術家連盟会員、 成安造形大学名誉教授
1931年 山形県東田川郡櫛引町(現鶴岡市)に生まれる
1948年 仏師佐久間白雲に師事
1957年 京都市立美術大学(現京都市立芸術大学)彫刻科卒
1963年 ユーゴスラビア国際彫刻シンポジウムに日本代表として参加
1963年 行動美術協会会員
1967-68年 フランス政府給費留学生として国立パリ美術学校彫刻科に留学
1967-68年 ウィリアム・ヘイター氏に版画を学ぶ
1968年 フランス政府賀状原画コンクールにて大賞受賞
1992年 京都府文化賞功労賞受賞
1996年 京都美術文化賞
1996年 京都市文化功労者称号授与
1998年 サンフランシスコにて個展
1999年 紺綬褒章受賞
1999年 鶴岡市名誉市民顕彰
2001年 成安造形大学特任教授退任
仏教思想を背景とした「空(くう)にかける階段」という一貫したテーマで長年制作。
量塊と空間との知的で絶妙なせめぎ合いのある魅力的な作品を創る。
大きな作品は石材だが、欅材に拭き漆を施した作品も多く手がける。
モニュメントは国内外に多数設置され、京都市美術館庭園、
京阪電車三条駅地下ホール、宇治市太陽ヶ丘他で作品が見られる。