京都大学大学院総合生存学館(思修館)

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ニュース 修了生の高橋朝晴さんが4月よりJX金属株式会社にて勤務を開始しました。

今春、総合生存学館から博士3名が誕生しました。
進路や在学中のエピソードなどインタビューしてみました!
今回は、第一弾です!

プロフィール
名前:高橋朝晴
専門:総合生存学/比較教育学
進路:JX金属株式会社
 
なぜこの進路を選びましたか?
一言で表すと、ワクワクしたからです。この大学院に進学したのも、アフリカを研究対象にしたのも同じようなワクワク感が理由です。具体的には、様々なバックグラウンドを持った人たちと、新しいことを生み出せる雰囲気がある中で、自分がやりたいことをノビノビと追求できそうだと感じたからです。また、私自身入学当初から一貫してアフリカを軸に関わっていきたいという思いがあり、それが実現可能な部署に配属してもらえたのも大きな要因になります。
 
在学中の思い出深いエピソードを教えてください。
後輩と一緒に「What ‘heroes’ can do with Ph.D.(あなたの将来にPh.D.という選択肢)」というタイトルのワークショップを行ったことですね。日本におけるキャリアパスとして博士課程への進学が選択されることはあまりないのが現状の中、あえて難しい道に進む自分たち博士課程の学生を勇者と位置づけ、勇者は研究室以外での舞台でも輝けるのかを考えた企画になります。キャリア選択を考える上でのヒントを提供することを目的とし、民間企業や国際機関でPh.D.を取得後活躍されているゲストの方をお呼びし、博士課程の学生や博士への進学を考えている学生と一緒に議論に参加していただきました。人生設計を考える良い機会になったと多くの参加者からフィードバックをいただきました。周りが就職していく中、5年という期間を考えると不安になっていく学生も少なからずおり、その仲間とその不安に向き合うような企画をあまり真面目すぎず面白おかしくやろうしたのは、良い思い出です。
 
将来の展望を教えてください。
アフリカに感じているこのワクワク感をアフリカの人たちと共に形にしてきたいと思っています。元々は職業選択の自由を与えたいという視点で国際協力分野に関心を持ち本大学院に入学しましたが、今はアフリカの人たちと一緒に彼らも共感してくれる面白いことを追求し形にしていきたいと思っています。関わり方としては、ビジネス、国際協力、アカデミックなど様々な方法があると思いますが、「現地を知る」という視点は常に大切にした上で実行に移したいと思っております。
 
後輩や大学院進学を考えている方へのメッセージをお願いします。
よく総合生存学館は寮生活(合宿型研修施設)が特色として挙げられますが、私としては、総合生存学館に集まる個人個人が分野を超えたコミュニケーションに貪欲で分からないことを面白いと感じ、納得するまで議論しようとする姿勢を持っていることが特色かなと思います。単に寮という環境があるのではなく、そういったマインドや姿勢を持った個人が集まったからこそ、学年分野を問わず縦横のつながりが強く、おもしろ真面目に色々と議論できるのだと思います。ですので、多様な価値観に対してオープンな人にとっては、とても面白い大学院になると思います。


▲ルワンダ調査において、現地の高校生と
 

▲エチオピアでの調査において
 (IICBA-UNESCO 武者修行時)
 

▲同期と(バングラデシュ出発前)
 

▲ワークショップ写真

京都大学大学院 総合生存学館

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