京都大学大学院総合生存学館(思修館)

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ニュース 国際開発研究会「国際開発とSDGsから見る都市開発」を開催しました。

        ▼是澤 本部長

 

講演の様子▲        

▲記念写真

  

2019年3月8日(金)、総合生存学館国際開発研究会において是澤 優 国連ハビタット 福岡本部長より「国際開発とSDGsから見る都市開発」と題して講演いただきました。
  
国連が定めたSDGsのゴール11「包摂的で安全かつ強靭で持続可能な都市及び人間居住」を実現するにあたって、今日では急激な経済成長がもたらした都市化と、それに伴う環境変化・貧困格差といった複雑な課題があります。講演では、国連ハビタットがこれらの課題に対して、①都市計画や住宅確保、公共空間に関する政策提言、②コミュニティの信頼を確立し、自助・共助を促進するpeople’s processの手法を使ったコミュニティエンパワーメントや住宅の受け渡し、③福岡で培われた環境技術を駆使した方式の適用と展開、④誰一人取り残さないスマートシティの計画立案、などを行っていることを伺うことができました。
 
意見交換の時間には、都市部と農村部での人の流れと経済成長の関連性、people’s processの運用方法、都市の中でのインフォーマルな地域での土地権利の確保などの議論があり、是澤 本部長と学生・教員の間で大いに盛り上がりました。
  
是澤 本部長を迎えての今回の研究会は、出席学生・教員にとって今後の進路やSDGsと都市開発の関連性を考える大変素晴らしい機会になりました。改めてこの機会に深く感謝申し上げます。

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