京都大学大学院総合生存学館(思修館)

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ニュース 現在武者修行中の学生からお便りが届きました。<その2>

武者修行として、4年次に6ヶ月程度国際機関等へのインターンシップを実施しています。
世界視点での自らの位置取りと意識の改革に加えて、国際的リーダーとしての意識と責任感及び突破力を一体的に育成することを目的としています。

プロフィール
名前   :藤田 萌

専門   :総合生存学 / 金融工学

機関   :国連開発計画・バンコク地域ハブセンター(UNDP・BRH)

派遣国  :タイ

派遣期間 :2018年6月13日~10月31日

現在の業務:インターン
 
今年度始めから、トビタテ!留学JAPANで獲得した資金を元に、国連開発計画・バンコク地域ハブセンター(UNDP・BRH)でインターンとして活動しています。
 
武者修行に出発する前にはトビタテ合格者の集まる事前研修会があり、そこで共に飛び立つ仲間同士ディスカッションを行い自分たちの計画をブラッシュアップしました。また、そこで知り合った仲間とは今でも繋がって連絡を取り合っており、情報交換もできてとても良い刺激となっています。
 
実際にタイではUNDPがフィリピンに天候インデックス保険を提供するパイロットプロジェクトを行ったので、次の市場拡大の段階を目指す際に必要な技術導入に関して調査を行っています。天候インデックス保険は従来の損失補填型の農業保険と異なり保険金支払いが簡便で迅速である等のアドバンテージがあるとされていたにもかかわらず、実際に途上国で提供してみた結果、補助金に頼らざるをえない点や思ったよりも需要が伸びない点、実際の保険金支払額と損失額に差がある等の課題が明らかとなったため、その改善策について調査しました。
 
また、近い将来UNDPがミャンマーにも同様の天候インデックス保険を提供するというパイロットプロジェクトを想定しているため、その準備調査としてフィリピンや他国の例も参考にレポートを執筆しています。また民間企業への保険市場が近年開放されるとの見解が示されているミャンマーだからこその視点であり、政府との対話や法規制に影響力のある国連ならではのこのようなプロジェクト案に関わることができ、大きな刺激を受けるとともに、自分の専門研究・将来のキャリア構築にとって大変良い勉強となりました。
 
11月からは、国連開発計画・ベトナム事務所(UNDP Viet Nam)にて次のインターン活動を開始します。
 
2018年12月18日
藤田 萌
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

▲UNDP Bangkok Regional Hubに早稲田大学の学生がスタディツアーに来た際に、プレゼントディスカッションを行いました1
 

▲UNDP Bangkok Regional Hubに早稲田大学の学生がスタディツアーに来た際に、プレゼントディスカッションを行いました2
 

▲UNDP Viet NamにてHuman Rights Day (2018/12/10)の日にスタッフ全員で写真を撮りました
 

▲UNDP Viet Namにて他のインターン生のFarewell Partyをしました

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