京都大学大学院総合生存学館(思修館)

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ニュース 現在海外武者修行中の学生からお便りが届きました。<その2>

海外武者修行として、4年次に8ヶ月程度国際機関等へのインターンシップを実施しています。
世界視点での自らの位置取りと意識の改革に加えて、国際的リーダーとしての意識と責任感及び突破力を一体的に育成することを目的としています。

プロフィール
名前   :奥井 剛
専攻   :総合生存学 / 公共哲学
機関   :国際連合教育科学文化機関(UNESCO)
派遣国  :フランス
派遣期間 :2017年4月18日~2018年2月15日
 
私は4月からユネスコ(国際連合教育科学文化機関)でインターンとして働いています。現在は主に8月6日から11日にリエージュ大学で開催される世界人文学会議の運営に係る業務に携わっています。仕事はプログラムの管理、コンセプトノートの作成、成果文書作成に係る調査、起草などをさせていただいています。日本でも人文学をめぐる2015年6月8日付けの文部科学省の通知が話題になりましたが、実践的な妥当性が疑問視されている学問分野では、長期的な研究への資金の削減傾向により多くの学者が応用志向の分野の基準に合わせざるを得ない状況にあります。世界人文学会議では、世界中の研究者が直面している人文学をめぐる困難な情勢を背景に、先端的な研究の成果を踏まえ現状の制度上の問題について議論が行われることになります。これらのことが盛り込まれた成果文書の草案は、ユネスコの世界人文学会議のホームページに近日中にアップロードされ公開協議(public consultation)に付される予定です。ご興味のある方は下記のURLからダウンロードし、是非事務局にまで意見を寄せてください。成果文書は会議中に採択され、11月に開催される第39回ユネスコ総会で検討される予定です。
 
World Humaniteis Conference:
http://www.unesco.org/new/en/social-and-human-sciences/themes/most-programme/humanities-and-philosophy/world-humanities-conference/
 
2017年7月21日
奥井 剛


▲同僚と会議プログラムを
作成しているところ。
 

▲セクションチーフと世界人文学会議の運営に
携わったUNESCOチームの集合写真。
セクションチーフは2017年2月に学館で
地域統合に関する集中セミナーを行った
Crowley博士(右から三番目)


▲起草と編集に携わった成果文書を
発表しているところ。1
 

▲起草と編集に携わった成果文書を
発表しているところ。2
 

▲事務局長補とチーム、
レセプション会場にて。
(provincial palace in Liège)

京都大学大学院 総合生存学館

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