京都大学大学院総合生存学館(思修館)

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ニュース 「国連人口基金(UNFPA)とのインターンシップ派遣にかかる協定締結記念式」を開催しました。(2016年10月21日)



▲マイケル・エメリー氏(左)と川井秀一学館長(右)

 

総合生存学館の第4年次のカリキュラムである本学フィールドワーク(海外武者修行)実施における連携の一環として、国連人口基金(UNFPA)とインターンシップ派遣協定を締結しました。UNFPA人事部長のマイケル・エメリー氏の来日に伴い、協定締結記念式がUNFPA東京事務所の佐崎淳子所長、当学館関係者出席のもと、当学館にて行われ、 川井秀一学館長は、「今後、UNFPAとの強い連携を生かしたインターンシップの実施や国連機関の知見の提供を学生へお願いしたい。」と謝辞を述べました。
次いで、UNFPA人事部長のマイケル・エメミリー氏からは、「総合生存学館が提供するこのようなインターンシッププログラムと連携できたことを大変嬉しく思います。」と今後の期待を示しました。
締結記念式終了後には、当学館の国際教育担当教職員によるインタビューが橘会館で開催され、「グローバル人材育成-インターンシップの活用と期待-」をテーマに国際的に活躍するための必要な資質などについての活発な質疑応答がなされました。また、このインタビューの後、当学館の学生との質疑応答セッションにおいては、将来のキャリアパスに向けての積極的な質問がなされました。
 
<以下は学生が作成したインタビュー記事>
締結記念式終了後、「グローバル人材育成」をテーマに、UNFPA人事部長Michael Emery 氏と東京事務所所長の佐崎淳子氏に対して、当学館の河合江理子教授と上級専門職員 安達まり子氏、および当学館の大学院生3人によるインタビューが行われた。
Emery氏によれば、現在のグローバル化した環境下では、文化の違いを謙虚に受けとめ、尊重し合うことが働く上で非常に重要であると言及した。加えて、他者や組織との連携をはかって物事を進めていくコラボレーション・スキルの重要性も強調した。このスキルは職員だけではなく、インターン生にも強く求められ、受け入れ先組織から持って帰るものよりも、組織にもたらすものが多くなるよう行動することが重要であると指摘した。また佐崎氏は、日本人インターン生は他の国から来たインタンーン生に比べて、“謙虚すぎる”がゆえに、自身を過小評価しているケースがよく見られることから、積極性の重要性を強調した。  
MoU 締結とインタビューを通して、総合生存学館は、謙虚な文化相互理解と社会に貢献できる能力を兼ね揃えたグローバルリーダーの育成により力を入れ、フィールドワーク(武者修行)での「記憶に残る」インターン生を世界に輩出にする使命感を再確認した。
 
<The following article written by students.>
After the signing ceremony, Professor Eriko Kawai and Ms. Mariko Adachi from GSAIS, interviewed Mr. Michael Emery, Director of Human Resources and Ms. Sazaki Junko, Director of Tokyo Office. Three students of GSAIS also participated in the latter interview. The half of the topic was mainly about “how to develop the global leaders”.
Mr. Emery told that the important quality for the global leaders under today’s rapid globalization is to be aware enough of cultural differences and to respect the other culture. In addition, he emphasized the skill to collaborate with other staffs and other organizations to achieve the goal. This skill was requested not only for regular staffs but for interns. He pointed out that even interns should “put in more than you take out of the organization”. In addition, Ms. Sazaki mentioned that, according to her experience of accepting interns at Tokyo Office, the Japanese interns seemed to be too modest compared to the other interns from abroad, and advised that to be more appealing shall be necessary.
In the future, we hope GSAIS students to be a “memorable” intern, and that they get a good command of working in the international environment and contribute to the society.


        ▼インタビューの様子
        (左)奥:安達まり子上席専門業務職員、河合江理子教授、
        (右)奥:UNFPA人事部長 マイケル・エメリー氏、東京事務所長 佐崎淳子氏


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学生との意見交換の様子▲        

 
 
 

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