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環境負荷低減へのアイディア

先日読売新聞夕刊のある1ページに、総合生存学館(思修館)の学生の写真が大きく掲載されました。タイトルは「トイレの紙技 流せる告知」。最近注目されている文字入り・イラスト入りトイレットペーパーに関する記事で、川田・佐伯・長沼の3名が新年度の大学で大量に破棄されるサークル勧誘ビラをトイレットペーパーに印刷するという試み、その名も「トイレットビーラー」が紹介されました。今回の印刷では1ロールに10団体の広告が掲載され新歓時期に吉田南キャンパスに設置されました。
彼らの考案、「日本古来の絵巻物文化と持続可能性の融合」というプロジェクト名で、昨年行われた京都大学環境安全保健機構サステイナブルキャンパス推進室主催の第1回サステイナブルキャンパス(SC)コンテストの優秀賞受賞プロジェクトです。学生が自ら行うキャパス内の環境負荷低減プロジェクトの提案を募集したもので、実現可能性・実効性・ローコストで実施できる学生らしいユニークな発想などを基準にして審査され、1次書類審査を通過した8組が公開プレゼンテーションを行い、総合生存学館(思修館)からの参加でキーリー・羽尾を含む3名のグループは「BlinK - U 〜Blue Economy in Kyoto University〜」というプロジェクトで最優秀賞を受賞しました。
BlinK-Uプロジェクトは、目のステッカーと紙の使用量やコストなどを記した啓発文をプリンター周辺に貼り、さらに寄付箱を設置することでフリーライダーを軽減させるという一見シンプルなアイディアではありますが、専攻で研究している環境経済とキャンパスでのコピーコスト軽減の実践をうまく融合させた提案であることが評価されたようで、現在大学院館内(東一条館)の学生室でも実践されています。 受賞3チームのうち2チームが総合生存学館(思修館)学生で構成されており、プレゼンテーション力やディスカッション力もかなり評価されていたようで、ここでの学習の成果が発揮されたものと思われます。何よりこの発案力は思修館の力と自負しているところです。

ある総合生存学館(思修館)の学生の専門研究

さて今回トイレットビーラーを考案したチームの一人である川田哲也さんですが、先月台湾で行われた環境工学の4大学合同シンポジウム(The 24th Joint KAIST-KU-NTU-NUS Symposium on Environmental Engineering)ではBEST PRESENTATION AWARDを受賞しました。このシンポジウムは、韓国高等科学技術院(KAIST)、京都大学(KU)、国立台湾大学(NTU)および国立シンガポール大学(NUS)の4大学で環境工学分野の最新情報交換を目的に毎年行われており、昨年は京都大学で開催されました。
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川田さんも環境工学を専門として、地球環境学堂の環境調和型産業論分野で研究しており、4月に放送されたNHKのETV特集でも川田さんの活動の様子が紹介されました。今回のシンポジウムではオーラル・セッションのTechnical Session A - Storm Water and natural systemsで「Survey on distribution of polycyclic aromatic hydrocarbons to water and sediment at a treatment facility for urban runoff in Kusatsu city, Japan」というタイトルで口頭発表を行いました。学部では無機化学を専攻していた川田さんは、総合生存学館(思修館)では「国内外における水資源活用の改善と提案」をテーマに研究しています。

アイディアとパワーの総合生存学館(思修館)学生たち

とにかくみんなとてもパワーに満ちあふれています。
つい先日は学生有志プロジェクトとして特別ワークショップを開催し、多くの方にご参加いただき、活発な意見交換が繰り広げられました。食に関する研究をしている学生は、ランチについてのデータ収集を目的として、学館内学生および教職員にランチボックスを提供するプロジェクトを起案し実行しました。
プログラム履修4年目となる1期生全員が海外武者修行へと旅立ちました。まもなく履修1・2年目の学生達の国内外サービスラーニングが始まります。学生達の活動はFacebookで頻繁に情報発信していますので、ぜひそちらもご覧ください!




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