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七変化ならぬ八変化!?

総合生存学館(思修館)は5年一貫制の博士課程大学院です。そのユニークな研究教育環境のひとつとして、前回合宿型研修施設を紹介しましたが、今回は提供するカリキュラム・プログラムのことをちょっとお話ししたいと思います。
グローバル化が進んだ現代社会では、多種多様な国際的複合的な社会問題に直面しており、ひと筋縄ではいかない課題は山積みです。これらを克服するために、「人類と地球社会の生存」を基軸に、関係する諸々の学問体系の「知」を結び付け、編み直し、駆使して、複合的な社会課題の発掘・分析と定式化・構造化を行い、社会実装までの解決を探究する学術の総体であり、「生存知の構造化と公共化」を対象とする総合学術『総合生存学』が誕生しました。
思想・政策や方法を幅広く探究する学問を修得するために、学術8分野(八思)を受講しなくてはならない思修館の学生は大忙しです。日本文化の中心都市京都という場を活かした茶道、華道、書道などの芸術の講義もあります。その他に土曜日には思修館応援団である各界トップリーダーの先生方(特任教員)との徹底討議の場「熟議」に参加し、多様な地球社会での文化・人間社会を理解してコミュニケーション力や問題解決力・実践力を身に付けるために国内外インターンシップも経験します。これらはごく一部で、多くの学外講師によるセミナーやシンポジウムなどもあり、これに並行して学位論文研究も進めていくわけですが、国際的に活躍するトップリーダーを目指して強い志をもってやってきた学生たち、厳しいながらも楽しく大変充実した学生生活を送っています。

ありがたいおことば

熟議では、国内外で多くの経験を積んで活躍し実績をあげている産業界、官界、財界、国際機関等のリーダーを学外講師として講義いただいています。その他年一回国際シンポジウムを開催、また不定期に特別国際セミナーや特別講演会などを実施し、ただお話を聞くだけでなく、ディベートや課題解決の考察と指導など、グローバルリーダーとしての意識向上と疑似体験に基づく演習の場が提供されています。
学外講師またはパネリストや講演者としてお越しいただく先生方は、専門も経歴も様々ですが、共通して秀でたご経験と知識や技術力をお持ちで、毎回意見を交わし合う姿がみられ、学生は貴重な時間を過ごします。
地域医療機能推進機構理事長尾身茂先生にお越しいただいた7月の熟議では、「本当の自分に出会うためにも、個性を生かし好きなことに打ち込むことが大切。得手に帆を揚げよ。」というメッセージをいただき、教員も巻き込んで様々な意見が飛び交い、学生たちも自分の志や思いをぶつけました。尾身先生はその様子を、日本経済新聞のコラムで、「日本の将来も捨てたものじゃない。」と紹介してくださいました。
またつい先日は特別国際セミナーを開催し、The London School of Economics & Political Science(LSE)名誉教授のGwythian Prins氏をお迎えしました。質疑応答では、途上国におけるエネルギー貧困の問題を社会構造から分析し、それに関連する様々な発電技術へのライフサイクルアセスメント、およびその社会的評価の変化とその原因等について活発なダイアローグが繰り広げられ、グローバル経済社会におけるエネルギー問題に対し、我々がどうアプローチするかを考える手がかりとして大変実りある講演でした。

納得する道を見つける

「国際連合食糧農業機関(FAO)にて国際公務員として働く」「UNESCOで世界文化遺産の保護に関する授業で活躍する」「世界銀行(WB)やOECDで、持続な脳な経済システムの構築に取り組みたい」「UNEPのジュネーブで化学物質の規制管理に携わりたい」「IMFなどの国際機関で活躍したい」「治安・軍事上の安全保障に関係する組織へ挑みたい」「教育開発の分野でUNESCOやUNICEFに就職したい」
思修館の学生たちは、将来のビジョンとグローバルリーダーに向けての高い目標をもっています。スタートしたばかりのプログラム・大学院ですが、たくさんの方に応援していただいていることに感謝し、それに応えられるよう精進してまいります!
※ホームページでは思修館応援団の先生方のメッセージも掲載しています!





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