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ここで学ぶ!

思修館の最もユニークな点のひとつに合宿型研修施設があります。学生は日々の起居を共にし、異文化・異分野の仲間と互いに切磋琢磨しながらグローバルリーダーとして必要な力を培っております。また思修館研究指導教員が毎日順番に訪問してオフィスアワーを過ごしたり、熟議やセミナーを行ったり、まさに生活とともに24時間体制で学べる環境を提供しています。
さらにこの施設はハード面でもユニークなところが多々あります。
まず注目すべきは木材にこだわった建物。学館長の川井先生が木の専門家でもあるため、柱梁にはカラマツ・スギ材集成材を、床はヒノキ材を使用するなど、厳選された建材が使用されていてあたたかい造りになっており、建物内に入ると美しい木目に目を見張ります。外壁も木製サッシやカラマツの羽目板を採用するなど また茶道もできる和室(座)、開放的なラウンジ、ライトウェル(光井戸)を導入した光庭などの空間を整備し、京都にゆかりのある著名な芸術家の作品を施設内の共有スペースに収蔵し、まさに日本文化の中心都市である京都に培われ受け継がれてきた多様な芸術と伝統を日々の暮らしに感じて、思索と学習に励むことのできる施設が完成しました。
収蔵作品は一般社団法人Art Meets Peopleの協力を得て、すべて作家さんから寄贈いただいたものです。油彩画、水彩画、陶器、染物など18作品で、深泥池や広沢の池、宇治田原の茶畑など、京都の風景を題材にした絵画や、感受性やインスピレーションが喚起されることが期待できる現代美術的な作品など、優れた芸術作品に日常的に触れることができることも、この研修施設の特徴です。

船井会長自筆看板除幕

先日2014年9月29日、昨年竣工した思修館第一研修施設「廣志房(こうしぼう)」に引き続き今年7月に竣工しました第二研修施設「船哲房(せんてつぼう)」の除幕式を行いました。船哲房の建設にご厚志いただいた船井電機の船井哲良取締役会長にもお越しいただき、除幕の参加のあと、船哲房を内覧いただき、本学館の学生に向けたご講演を行っていただきました。また船哲房の玄関看板の文字も船井会長にお書きいただいたものです。
この船井会長のお話がおもしろかった!戦後の混乱期、自分で心に決めて会社に入り、がむしゃらにどんな仕事でも一生懸命にやって一番になると頑張って様々な仕事を経験、24歳でミシン卸問屋を開業。アメリカに渡って見つけた面白いことは、当時日本にはなかったスーパーマーケットとボーリング。確かにスーパーマーケットほどその時代のその地域の文化が一挙にわかる場所ってないですよね。そしてボーリングほど難しいルールや技術が必要なくてだれもが即刻楽しめるスポーツって他にないですね。さすが船井会長、目の付け所が鋭い。思修館の学生たちに何事も懸命に取り組むことの大切さについてメッセージを残してくださいました。神戸出身の87歳。船井会長のお話はぜひ講談社「八〇歳でも現役社長!船井哲良の終わらない挑戦」を読んでみてください。
なお京都大学は同日、船井会長への京都大学名誉フェロー称号授与式を行い、本学の運営および経営への顕著な貢献に表彰状と縦を贈呈、また本学館からも感謝状をお贈りしました。
船哲房除幕式には地元の消防団や町内会、学内関係者、マスコミ関係者など約100名もの方に参列いただきまして、ありがとうございました。

まだまだ成長する総合生存学館(思修館)

将来のビジョンとグローバルリーダーとしての高い目標をもった思修館の学生たち。このユニークな研修施設で多事多端ではありますが充実した日々を送り、仲間同士よい刺激を受けながら他では得ることのできない多くのことを習得して大きな成長を見せてくれる違いありません。今年度中には研修施設の第三期棟が完成し、教職員もその建物に入り学生と一体となって、さらに発展する総合生存学館(思修館)にご期待ください。







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