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思修館の特殊なカリキュラム

異なる文化・社会習慣を持つ国で、様々な支援活動が行われている現場を体験することにより、日本人に求められていること、リーダーとしての在り方などについて考え、国際社会の多様な構造とそれに関連した人々の環境などについての理解を深めます。さらに、リーダーとしての判断と行動に係る知恵を修得することで、国際性を獲得する第一歩を踏み出し、学生が専門分野を社会で役立てる実効的方策について自ら熟考する機会を得ることを目的としたカリキュラム
    国外サービスラーニング/海外インターンシップ
です。
それぞれに異なった専門分野をもった2年次学生が、ホームステイして現地文化を学び、真の意味で必要な「開発」「国際協力」を発見する旅に出ました。

今期(2014年夏季)の海外インターンシップ

今年度夏の海外インターンシップは、8月7日から1か月間、Japan International Cooperation Agency(JICA)とBangladesh Rural Advancement Committee(BRAC)を通して、バングラデシュで8名の学生が参加して行われました。
現地のベンガル語しか通じない、文化も習慣も違う様々な問題を抱えた地域といった厳しい環境の中で、多くのことを習得して、9月7日全員無事に帰国しました。
ほとんどの学生がJICA青年会海外協力隊短期ボランティア派遣隊員として、各地の郡行政官事務所や保健衛生事務所等に配属され、各自の研究分野と関連のあるテーマを活動の中で設定し深化させていくという貴重な機会をもちました。
コミュニティ開発を研究課題とする学生は、現地での水へのアクセスに着目しそのコミュニティ意識の形成に興味を持って挑みました。
また精神医療を自身の研究分野とする学生は、フィラリア・エイズ対策プログラムに関わる支援に携わる中で、患者への精神的サポートやその中での人間関係についても現地での課題としました。
中にはJICAによる技術協力「参加型農村開発プロジェクト」の実施により全国に設置中のユニオン開発調査委員会(UDCC)で、村落地における末端行政とコミュニティの連携強化に携わった学生もいます。中でも、近年クレジット応用によるソーラーホームシステムの導入で電化が急速に進んだ特異的なモデルケースをもつバングラデシュのその現地で、自身の研究テーマである途上国における再生可能エネルギーの導入について、地域視察を行ったり人々のニーズやその充足による効果を把握できたりしたことは、専門分野についても大きな収穫があったに違いありません。
また8月17-22日には教職員による現地訪問モニタリングも行われ、今後の海外インターンシップやこれから行われる海外武者修行といったカリキュラムについても派遣中の学生との懇談や現地機関との交渉を行いました。実はこの訪問が、現地で厳しい毎日を送っている学生の精神的オアシスだったりするようです。
この報告会および審査会は9月30日に行われます。

現地バングラデシュでの学生たち

各自の活動以外に、参加学生が集まって行われる活動もあります。
8月13日にはアジア・太平洋の15ヶ国が加盟する農村開発の改善のためのコーディネートや情報提供を担っている国際機関CIRDAP (Centre on Integrated Rural Development for Asia and the Pacific)を訪問し、加盟各国が抱える農村開発の課題とCIRDAP及び国際機関の役割に関して、プレゼンテーションと意見交換が行われました。
また8月15日には障害者支援を行うNGOであるCDD(Centre for Disability in Development)へも訪問しました。
これらの学生たちの活動の様子は思修館Facebook(学生運営サイト)
https://www.facebook.com/shisyukan
でも写真付きで紹介されています。ぜひご訪問ください。


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